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吉田フル出場のサウサンプトンは首位アーセナルとドロー

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[1.28 プレミアリーグ第23節 サウサンプトン2-2アーセナル]

 プレミアリーグは28日、第23節を各地で行い、日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンとFW宮市亮の所属するアーセナルが対戦した。試合は2-2の引き分けで終了。吉田は18節のカーディフ戦以来、リーグ戦5試合ぶりのフル出場を果たしている。宮市はベンチ外だった。

 立ち上がりからペースを握ったのはサウサンプトンだった。前半8分には高い位置でボールを奪い、FWサム・ギャラガーがシュートを放つ。これはGKボイチェフ・シュチェスニに防がれたが、攻勢は続く。同21分には左サイドからDFルーク・ショーが上げたクロスをDFジョゼ・フォンテがヘッド。これがゴール隅に決まり、ホームのサウサンプトンが先制した。

 サウサンプトンは、その後もチャンスをつくったが、追加点は挙げられない。逆に攻撃の形をつくれなかったアーセナルも、ようやく前半44分にCKから決定機をつくったが、DFローラン・コシールニーのヘッドはGKアルトゥル・ボルツに阻まれた。

 後半に入ると1点を追うアーセナルが、すぐに反撃を見せる。試合再開からわずか3分、左サイドからのクロスが右に流れると、DFバカリ・サニャが速いボールを入れる。これを吉田にマークされていたFWオリビエ・ジルがゴール前で合わせて、アーセナルが試合を振り出しに戻している。

 同点に追いつき勢いに乗ったアーセナルは、後半6分にもMFメスト・エジルからのパスを受けたMFサンティ・カソルラが左足でネットを揺らす。スペイン代表MFの2試合連続となるゴールで、アーセナルが逆転に成功した。

 後半早々に逆転されたサウサンプトンも、黙ってはいない。後半9分、ルーク・ショーの縦パスを左サイドでジェイ・ロドリゲスが受け、ゴール前に折り返す。これをMFアダム・ララーナがゴールに流し込み、2-2の同点に追いついた。

 アーセナルは後半19分にエジルが長い距離をドリブルで持ち上がり、シュートを放つ。DFに当たったシュートはゴール方向に飛んだが、クロスバーに当たって得点はできない。

 後半35分にはアーセナルのMFマシュー・フラミニが中盤で危険なタックルを仕掛けて一発退場となり、サウサンプトンが数的優位で戦うことになった。ルーク・ショーの決定的なシュートなどもあったが、GKシュチェスニの好セーブなどもあり、決勝点は生まれないままに試合終了。勝ち点1を分け合った。


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