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本田圭佑を意識した無回転ミドル、青山「気持ちいいゴールだった」

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[12.6 クラブW杯1回戦 広島1-0オークランド・シティ 横浜]

 目の覚めるような無回転シュートが豪快にゴールネットを揺らした。前半から再三、チャンスをつくりながら1点が遠かったサンフレッチェ広島。後半21分、MF青山敏弘の右足から放たれた豪快な右足ミドルがGKの頭上を越えてゴール上に突き刺さり、待望の先制点を奪った。

「枠を捉えることを意識した。思い切り打ったわけでもないし、気持ちいいゴールだった」。自画自賛の決勝点。ヒントになっていたのは日本代表MF本田圭佑(CSKAモスクワ)のキックだった。08年の北京五輪出場はかなわなかったものの、アジア予選では中心選手の一人としてプレーしていた青山。当時の代表合宿で、本田が見せる無回転シュートに触発されたのだという。

「(本田に)教わったというか、いつもあいつがボールを蹴るのを見ていたので。自分も蹴ってみたいなと思ったし、Jリーグでも無回転(シュート)で点を取ったことはある」。そう胸を張った青山は、J1初優勝を決めた11月24日のC大阪戦(4-1)でもチームの2点目となる決勝点を決めている。そして今度はクラブW杯初陣での決勝弾だ。

 報道陣から「持っていると感じる?」と聞かれると、「持っているというか、持ってないとここまで来れない。普段、派手なプレーをするわけではないけど、自分の仕事をしたうえで、おまけでああいうゴールを決められるのはうれしい」と笑顔を見せていた。

(取材・文 西山紘平)

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