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[クラブW杯]イ・グノ意地の一発も…モンテレイがアジア王者・蔚山に3発快勝

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[12.9 クラブW杯準々決勝 蔚山現代1-3モンテレイ 豊田]

 FIFAクラブワールドカップ2012は9日、豊田スタジアムで準々決勝を行い、アジア代表の蔚山現代(韓国)と北中米カリブ海代表のモンテレイ(メキシコ)が対戦し、モンテレイが3-1で快勝した。モンテレイは13日の準決勝(横浜)で欧州代表のチェルシー(イングランド)と対戦。敗れた蔚山は12日の5位決定戦(豊田)に回り、このあと行われる広島対アルアハリの敗者と対戦する。

 立ち上がりからモンテレイが試合の主導権を握った。前半9分、FWデルガドのサイドチェンジから左サイドを抜け出したFWデニグリスの折り返しにMFヘスス・コロナが右足で合わせ、先制点。その後も立て続けにシュートチャンスをつくり、蔚山を押し込んだ。

 蔚山は196cmの長身FWキム・シンウクが前線で起点になれず、AFC年間最優秀選手賞を獲得し、ACLでも大会MVPに選ばれたFWイ・グノも厳しいマークに遭う。攻撃の糸口をつかめず、前半はシュート0本で45分間を終えた。

 後半に入っても流れは変わらない。蔚山の反撃を危なげなくかわすモンテレイは後半32分、39分とFWセサル・デルガドが連続ゴール。3-0と突き放し、勝利を決定づけた。蔚山は後半43分にイ・グノのミドルシュートがGKのファンブルを誘い、意地のゴール。1点を返したものの、1-3の完敗を喫した。

 クラブW杯に初出場した前回大会は準々決勝で柏にPK戦の末、敗れたモンテレイ。2度目の挑戦で初のベスト4進出となった。一方、初出場の蔚山現代は初戦敗退。5位決定戦で初勝利を目指すことになる。

(取材・文 西山紘平)

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