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[クラブW杯]世界初陣で完敗の蔚山…「アジアとの違いがハッキリした」

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[12.9 クラブW杯準々決勝 蔚山現代1-3モンテレイ 豊田]

 世界の壁に跳ね返された。クラブW杯初出場となったアジア代表の蔚山現代(韓国)は1-3の完敗。前半のシュート数は0本で、後半もわずかに3本に終わった。0-3の後半43分にFWイ・グノのミドルシュートがGKのファンブルを誘う幸運なゴールで1点を返したものの、アジア王者のプライドはズタズタに引き裂かれた。

「アジアとの違いがハッキリした」。完敗を認めるキム・ホゴン監督は「普段の力を発揮できなかった」とうなだれた。196cmの長身FWキム・シンウクが前線で起点になれず、攻撃の糸口を見い出せず。「キム・シンウクはACLで力を発揮してくれていたが、今日は相手の守備の前に適切な動きを取れなかった」。そう指摘した指揮官は「大きい試合の経験が足りなかったとあらためて感じた」と、国際大会での経験不足を敗因に挙げた。

「よい経験をさせてもらった。今日は私たちが自分たちのプレーをできなかったことが要因。次の試合ではこれまでやってきたサッカーを見せたい。世界の壁は厚いが、よりよい試合を見せたい」。12日の5位決定戦(豊田)では、広島対アルアハリの敗者と対戦する。アジア王者の誇りに懸けて、意地の1勝を挙げるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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