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[クラブW杯] 決勝弾のコリンチャンスFWゲレーロ「すべてがうまくいった」

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[12.16 クラブW杯決勝 コリンチャンス1-0チェルシー 横浜]

 待ちに待っていたチャンスが訪れた。後半24分、左右からチェルシーを揺さぶったコリンチャンスは、左サイドからMFダニーロが中央に切り込み、右足でシュートを放つ。ボールはDFに当たったが、そこに待ち構えていたのが、FWパオロ・ゲレーロだった。ルーズボールに反応したペルー代表ストライカーは、ヘディングでボールをゴールに流し込んだ。

 2002年から10年に渡り、欧州を舞台に活躍をしてきたゲレーロが、コリンチャンスに加わったのは12年7月だった。「加入直後は不安だった。でも、徐々にチームに溶け込むことができ、今は満足しているよ」と、振り返る。大会直前まで負傷を抱えており、出場も危ぶまれていたと明かす。「ドバイ経由でここまで来たけれど、飛行機の中でも回復に務めていたんだ。無事に間に合って本当に良かった」。

 決勝のチェルシー戦で、クラブを世界一に導くゴールを決めて、チームの歴史に名を残した。ストライカーは「今日は優勝できて本当に嬉しいよ。自分のキャリアにとっても、とても重要な優勝だ。すべては神さまのおかげだ」と言い「すべてがうまくいったね。この勝利を祝いたい」と、笑顔を見せた。

(取材・文 河合拓)

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