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[MOM232]桐蔭横浜大DF古澤慶太(3年)_横浜FC入りDFの穴埋める新DFリーダー

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.11 関東大学リーグ1部第7節 国士舘大0-1桐蔭横浜大 味スタ西]

 市原(現千葉)でプレーした経歴を持つ桐蔭横浜大の八城修監督が「素晴らしく成長した」と目を細める新DFリーダーだ。桐蔭横浜大DF古澤慶太(3年=習志野高)は強さとスピードが武器のCB。昨年、守備の柱だったDF野上結貴が卒業よりも1年早く横浜FCへの加入を決め、チームは不安要素を抱えたまま初の関東1部を戦うこととなったが、指揮官も認める成長を遂げた古澤がその穴を埋める活躍を見せている。

 この日の前半は国士舘大にボールを支配され、次々と背後へ飛び出してくる相手アタッカー陣に苦戦を強いられた。それでも前半を無失点で凌ぐと、後半はパートナーのCB福島翔太郎と上手くマークを受渡しながら、相手の前に身体をねじ込んで決定機をつくらせない。終盤、CK、クロスからゴールへなだれ込もうとする国士大の攻撃に必死に対応。前半から見事に修正し、前節の日本体育大戦に続く完封勝利を成し遂げた。

 専修大、明治大と対戦した開幕2試合で計9失点も試合を重ねるたびに安定感は向上。「1戦目と2戦目は全然ダメだったんですけど、3戦目から失点が減ってきて失点が減ってくると手応えも出てきている。きょうはあまり良くなかったですけど、DFとしてゼロ点で抑えられたことは良かった。次回は内容も含めて結果を出せるようにしたい」 
 
 初の1部での戦い、そして野上のプロ入りが本人の意識を高めている。「去年のディフェンスリーダーが抜けたということで自分がまとめて引っ張っていくことを意識している。ディフェンスラインは2年生が多く出ているので3年生として引っ張っていくこと。(個人としては)守備はある程度できているので、ビルドアップの質だったりということを高めることと、細かいプレーまでしっかり自分を詰めていきたい」と誓う。「自分の中では完ぺきな選手だったので、もちろん目指したいですし、越えていけるように」という野上を越えて目標のプロ入りへ。充実した1年にする。

(取材・文 吉田太郎)
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