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昨季準Vの京都は松本とのJ2対決制し、3発発進!!

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[9.8 天皇杯2回戦 松本1-3京都 松本]

 J2同士の戦いは前回大会準優勝の京都サンガF.C.が制す!! 天皇杯の2回戦が8日に各地で行われ、J2で6位の京都は同14位の松本山雅FCと対戦し、3-1で勝利した。一時は2-1に追い上げられたものの、後半38分にはMF中山博貴がダメ押しの3点目を奪った。3回戦は10月10日に行われ、京都は磐田とFC鈴鹿ランポーレ(三重)の勝者と戦う。

 試合は前半4分に早くも動いた。中山のパスをFW駒井善成がワンタッチで流すと、後方から走り込んできたMF工藤浩平が右足ダイレクトでシュート。京都が1-0と先制に成功した。さらに前半13分には、左サイドでのパス交換から崩しにかかると追加点。MF中村充孝の縦パスにDF黄大城が反応。左サイドへ抜け出すと、グラウンダーの速いクロスを入れる。ニアサイドへ詰めてきた駒井が右足ワンタッチで流し込み、2-0と差を広げた。

 対する松本は前半のシュート数こそ京都と並んだものの、「昼寝をしていた」と反町康治監督が振り返る立ち上がりの戦いぶりが響き、苦しい状況に追い込まれた。前半19分にはFW弦巻健人がミドルシュートを打つもGK正面。同26分にはアクシデント。DF玉林睦実が負傷交代し、代わってMF橘章斗が出場した。同41分にはカウンターからチャンスを演出。FWチェ・スビンのシュートのこぼれに弦巻が詰めるもオフサイドの判定だった。無得点のまま前半を折り返した。

 それでも後半から弦巻に代えて、FWチアゴ・シルヴァを投入。すると、このチアゴが絡む形で1点を返した。後半19分、ハーフウェーライン付近でボールを奪取し、カウンター。橘のパスを受けたチアゴが中央からドリブルで持ち込むとボールキープし、右サイドへパス。これを受けたMF楠瀬章仁がDFをかわすと、冷静に左足シュートを決めた。2-1に詰め寄る。

 しかし1点差に追い上げられても京都は慌てない。後半38分には再び2点差に突き離した。左サイドから持ち込んだ中村がDFとの距離を取りながら、冷静にPA左でキープ。中央への浮き球パスに走り込んできた中山が左足ボレーを叩き込んだ。3-1に離した。同40分には駒井に代えて、FW宮吉拓実を投入する。そのまま逃げ切った京都が3回戦進出を果たした。

 試合後、3点目をアシストした中村は「自分たちからアクションを起こせなかったので、そこは課題です。あそこ(アシストの場面)は攻撃の選手なので、自分で点を取らないといけないと思っています」と勝利にも険しい表情。「去年より上にいくには優勝しかない」と力強く語った。


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