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高知大が健闘も、川崎Fが順当2回戦突破

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[9.11 天皇杯2回戦 川崎F3-1高知大 等々力]

 川崎フロンターレが高知大を3-1で下し、2回戦を突破した。3回戦では東京ヴェルディと対戦する。

 前半10分、エリア内に侵入したFWアラン・ピニェイロがDF塚本諒に足をかけられPKを獲得。これをアラン・ピニェイロが自ら蹴り込み、川崎Fが1点を先行した。

 しかし、前半の川崎Fの攻勢を耐えた高知大は後半6分、左サイドを塚本が縦に突破すると、折り返しをFW出口晋一郎が押し込み、同点に追いつく。同校史上初めてJチームから奪った得点で勢いに乗ると、逆転の雰囲気まで漂い始めた。

 だが川崎Fが試合巧者ぶりを見せつける。後半19分、ゴール前からふんわりと上がったFKに右サイドから走り込んだFW棗佑喜がヘディングで合わせる。これがループシュートとなり、GKの頭上を越えてゴールに収まると、同22分にはアラン・ピニェイロが個の力で突破。意気消沈したのか、足の止まった高知大DFを切り裂き、左足でゴールネットを揺らした。

 試合は川崎Fが3-1で勝利したが、高知大の奮闘も目立ったゲームとなった。大学サッカーを知り尽くす風間八宏監督も「高知大は大学生の中でもすごくいいチーム。気を抜かないようにしていた」と評価した。

 川崎FのDF實藤友紀にとっては母校との対戦となった。「とりあえず面目を保つことが出来ました」とまずは結果に安堵。「応援歌がすごく懐かしかった。自分にとっても思い出に残る試合になった」と終始にこやかな表情を見せていた。


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