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[CL]R・マドリーとユナイテッドは互いに譲らず1-1のドロー、香川は先発出場

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 UEFAチャンピオンズリーグは13日、ラウンド16を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は、レアル・マドリー(スペイン)と対戦した。前半20分にCKから先制したユナイテッドだが、同30分に古巣対決となったFWクリスティアーノ・ロナウドに、同点ゴールを許してしまう。その後も互いに好機をつくったが、決勝点は挙げられずに1-1で終了。両チームは3月5日の第2戦で決着をつける。香川はトップ下でスタメン出場し、後半20分にMFライアン・ギグスと交代するまでプレー。先制点につながるCKを取り、価値ある敵地でのドローに貢献した。

 試合は前半4分、レアル・マドリーのFWアンヘル・ディ・マリアの左足シュートが左に外れて幕を開ける。試合を優勢に進めていたのはレアル・マドリーだったが、同20分に左サイドでボールを持った香川が、CKを獲得する。MFウェイン・ルーニーがクロスを入れると、これをダニー・ウェルベックがヘッドで決めて貴重なアウェーゴールを獲得した。

 1点を追う形になったR・マドリーは、猛攻に出る。27分にはC・ロナウドがFKを直接狙う。これは壁に阻まれたが、跳ね返りをすぐに左足でシュート。惜しくも左へ外れた。その3分後には、左サイドからディ・マリアが入れたクロスをファーサイドで受けたC・ロナウドが、打点の高いヘディングシュートを放つ。これが決まり、1-1の同点に追いついた。

 前半34分には、再びユナイテッドにもゴールチャンスが訪れる。香川が左サイドでボールをキープし、ファン・ペルシーに落とす。ファン・ペルシーが中に入れたボールをウェルベックが合わせたが、シュートはわずかに右へ外れて行った。その後はホームのレアル・マドリーがボールを保持して好機をつくったが、得点は動かないまま、前半45分を終えた。

 後半に入り、ユナイテッドは香川を左SH、トップ下にルーニー、右SHにウェルベックと2列目の選手の位置を動かした。後半もレアル・マドリーはユナイテッドゴールを脅かす。C・ロナウド、ディ・マリアが立て続けにミドルシュートを放つが、得点につなげることはできなかった。

 後半15分、ジョゼ・モウリーニョ監督が先に動く。FWカリム・ベンゼマを下げて、FWゴンサロ・イグアインをピッチに送り出す。その直後、レアル・マドリーは右サイドからMFサミ・ケディラがクロスを入れると、ファーサイドでDFファビオ・コエントランがシュート。ボールは枠を捉えたが、GKダビド・デ・ヘアが足でクリアーし、逆転ゴールを許さなかった。

 25分には右サイドに開いたイグアインが、ゴール前にクロスを入れる。これをC・ロナウドがシュートしたが、わずかに右に逸れて行った。直後にはファン・ペルシーが立て続けに決定機を得る。ルーニーのパスをPA内で受け右足を振り抜くと、シュートはGKの手に当たり、右ポストを叩く。さらに、そのプレーの流れから最終ラインの裏でボールを受けて、飛び出してきたGKを浮かせたシュートで抜く。ボールはゴールへ転がったが、戻ってきたMFシャビ・アロンソが懸命にクリアーし、こちらもゴールを許さなかった。

 ここで両チームのベンチが動く。ユナイテッドは足をつったウェルベックに代えて、MFアントニオ・バレンシアを起用。R・マドリーはディ・マリアに代えて、MFルカ・モドリッチをピッチに送り出した。後半32分にはゴール正面でDFを背負いながらボールを受けたイグアインが反転して、体勢を崩しながらもシュートを放つ。しかし、これもGKデ・ヘアに防がれた。波状攻撃を見せるR・マドリーは同34分にも右サイドに流れたC・ロナウドのキープから最後はケディラがシュートするが、DFに当たったボールもデ・ヘアが反応してキャッチした。

 後半39分にレアル・マドリーはシャビ・アロンソに代えてMFペペを起用する。これを見たユナイテッドは、ルーニーをベンチに下げ、MFアンデルソンを中盤に入れた。同40分にはC・ロナウドが無回転FKでゴールを狙ったが、ボールはクロスバーを越えてから落ち、ゴールネットの上に乗った。後半ロスタイムには、モドリッチの折り返しがPA内のC・ロナウドに渡ったが、ユナイテッドの守備陣が体を張って守り、得点を許さず。直後にはファン・ペルシーもシュートチャンスを得たが、右に逸れて行った。このまま1-1で第1戦は引き分けに終わっている。

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