UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は20日、決勝トーナメント1回戦第1戦の4日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケ(ドイツ)は敵地でガラタサライ(トルコ)と対戦し、1-1で引き分けた。右太腿肉離れの内田は欠場したが、チームは追いついてのドローに持ち込んだ。第2戦は3月12日にシャルケのホームで行われる。

　今冬に上海申花(中国)から加入したFWドログバが移籍後公式戦初スタメンとなり、同じくインテルから新加入のMFスナイデルも先発したガラタサライ。前半12分、スナイデルからドログバ、MFイナンとつないで最後はFWブラク・ユルマズのゴールでリードを奪った。その後も再三の決定機をつくるが、前半18分、ドログバのシュートはGKヒルデブラントが好セーブ。同38分にもドログバのスルーパスからブラク・ユルマズが絶好機を迎えるが、シュートはまたしてもGKのビッグセーブに阻まれた。

　すると前半終了間際の前半45分、シャルケは高い位置でMFジョーンズがインターセプト。FWフンテラールを経由してMFファルファンが右サイドを駆け上がると、一気にゴール前に走り込んだジョーンズがファルファンからの折り返しを右足で蹴り込んだ。

　1-1の同点で折り返した後半は一進一退の攻防が続いたが、互いに最後の決め手を欠く。シャルケは後半10分、右サイドを抜け出したMFドラクスラーのマイナスの折り返しにファルファンが合わせるが、シュートはDFサルオールがブロック。手に当たったようにも見えたが、主審の笛は鳴らなかった。

　シャルケに押され気味のガラタサライも後半32分には浮き球のボールをドログバが頭で落とし、ブラク・ユルマズがゴール前に抜け出すが、右足のシュートはゴール左へ。絶好の勝ち越しのチャンスを生かせず、両チームともに2点目が遠かった。試合は1-1のまま終了。敵地でアウェーゴールを奪い、引き分けに持ち込んだシャルケが優位な状況でホームに戻ることになった。

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