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1部復帰のヘルタが6発発進、細貝もアシスト記録し乾との日本人対決制す

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[8.10 ブンデスリーガ第1節 ヘルタ・ベルリン6-1フランクフルト]

 ブンデスリーガは10日、第1節2日目を行い、MF細貝萌の所属するヘルタ・ベルリンはホームでMF乾貴士の所属するフランクフルトと対戦し、6-1で大勝した。細貝はボランチで先発出場し、後半38分までプレー。3-1の後半15分に追加点をアシストするなど3得点に絡む活躍を見せた。ベンチスタートの乾は後半開始から途中出場したが、得点に絡むことはできなかった。

 今季、1部に復帰してきたヘルタは前半18分、自陣からの流れるようなパス回しでフランクフルト守備陣を崩し、最後はMFアニス・ベン・ハティラの折り返しにFWアドリアン・ラモスが右足で合わせて先制点。同32分にはセットプレーの流れからベン・ハティラのシュートのこぼれ球をDFアンソニー・ブルックスが右足で押し込んだ。

 リードを2点に広げたヘルタだったが、前半37分、相手のセットプレーからラモスが自陣PA内でFWヤン・ローゼンタルを倒し、PKを献上。これをMFアレクサンダー・マイヤーが落ち着いて決め、フランクフルトが1点を返した。1-2と1点差に追い上げ、フランクフルトは後半開始から乾とMFシュテファン・アイグナーを投入。しかし、後半はヘルタの一方的な試合展開となった。

 後半13分、左サイドから細貝が逆サイドに展開し、MFアレクサンダー・バウムヨハンの折り返しにMFサミ・アラギが右足で合わせ、3-1。同15分にも中盤で相手のミスからボールを奪うと、細貝のスルーパスに抜け出したアラギが落ち着いて自身2得点目を奪った。

 細貝の今季初アシストで4-1と突き放したヘルタの勢いは止まらない。後半26分には細貝の縦パスをバウムヨハンがワンタッチで流し、PA内に切れ込んだラモスが左足でシュート。豪快にゴールネットを揺らし、5-1と試合を決定づけた。

 後半44分にも途中出場のMFロニーがダメ押しゴールを決め、1部復帰初戦で大量6得点を挙げたヘルタ。細貝は後半38分に交代したが、1アシストを含む3得点に絡む活躍で白星発進に大きく貢献した。

 乾は4日のDFBポカール1回戦でベンチ外。この日もベンチスタートとなり、途中出場で存在感を見せたかったが、守勢を強いられる苦しい試合展開の中、持ち味を発揮できず、開幕戦は6失点の大敗となった。


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