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[CL]マンチェスター・Uはレバークーゼンに4-2で白星発進!! 香川もモイーズ体制初先発

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[9.18 欧州CLグループリーグ第1節 マンチェスター・U 4-2 レバークーゼン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は17日にグループリーグ第1節を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)は、ホームでレバークーゼン(ドイツ)と対戦した。香川はデイビッド・モイーズ監督就任後、公式戦で初めてスタメン出場を果たし、後半26分までプレーした。試合はユナイテッドが、FWウェイン・ルーニーの2ゴールとFWロビン・ファン・ペルシーのゴール、さらにMFアントニオ・バレンシアの得点もあり、4-2の勝利で今季のCL初戦を終えている。

 マンチェスター・Uは、新加入のMFマルアン・フェライニとMFマイケル・キャリックが中盤の底に入り、右にMFアントニオ・バレンシア、左に香川という4人が中盤を構成。FWロビン・ファン・ペルシーとFWウェイン・ルーニーが前後に並ぶ、4-4-2の布陣で試合に臨んだ。

 立ち上がりからボールを保持するマンチェスター・Uは、前半22分に先制点を挙げる。左サイドでファン・ペルシーが左右の足で何度も切り替えし、対面するDFを抜こうと試みる。しかし、うまくいかずボールを落として攻撃をやり直す。これを受けたフェライニがキャリックにボールをつなぐと、キャリックは浮き球を前に送る。ボールの先にいた香川がヘディングの1タッチパスで、さらに前方に送ると、攻め残っていたDFパトリス・エブラが受けて、ゴール前にクロス。これをルーニーが右足のボレーでゴールに決めた。

 その後も攻勢のユナイテッドは、前半42分にも香川の1タッチパスをファン・ペルシーが最終ラインの裏で受けると、相手DFに倒されてFKを獲得。これをルーニーが右足で狙ったが、シュートはわずかに左へ外れていった。同44分には右サイドからバレンシアが入れたクロスを香川がPA内で受けて、胸トラップから右足でシュートを放った。しかし、ボールはDFに当たり、わずかに枠を逸れて得点にはならない。このままレバークーゼンにチャンスらしいチャンスをつくらせなかったユナイテッドが、1点リードで前半を折り返す。

 後半6分には、レバークーゼンもチャンスを迎える。PA内でユナイテッドのDFリオ。ファーディナンドのクリアーが中途半端になると、これを拾ったMFドニー・サムが反転してシュートしたが、GKダビド・デ・ヘアの正面を突いた。その2分後にはレバークーゼンのDFが足を滑らせて、最終ラインでボールを失う。このミスを逃さなかったルーニーがボールを奪って、GKレノをかわしてゴール前のファン・ペルシーにパス。ボールが渡れば1点という場面だったが、ルーニーのパスは逸れてゴールラインを割ってしまう。

 ミスに助けられたレバークーゼンは、後半9分に同点ゴールを挙げる。ソン・フンミンのシュートが一度は相手にブロックされたが、跳ね返りを自ら拾い、MFシモン・ロルフェスにパス。ロルフェスのミドルシュートはキャリックに当たって、ゴールに決まった。

 ユナイテッドにとっては、嫌な展開になったが、悪い流れをファン・ペルシーが払しょくする。後半14分、右サイドをバレンシアが突破し、ゴール前にクロスを入れると、ファン・ペルシーがダイナミックな右足のボレーシュートを打つ。GKレノも反応したが、腕に当てたボールは、そのままゴールに決まり、ユナイテッドが再びリードした。

 レバークーゼンは後半25分、MFラース・ベンダーがPA内にこぼれたボールを拾い、強烈なシュートを打ったが、GKデ・ヘアに正面で抑えられる。ボールをキャッチしたデ・ヘアは、前線へロングフィード。処理をしようとしたレバークーゼンのDFが重なってしまい、ボールはルーニーの下へこぼれると、ルーニーはGKレノとの1対1を確実に決めて、ユナイテッドでの公式戦通算200ゴールを達成した。この得点直後に香川は、MFアシュリー・ヤングとの交代でベンチに下がった。

 前線にハイボールを入れて、チャンスをつくり出そうとするレバークーゼンだが、なかなか良い形でフィニッシュに持ち込めない。後半34分にはユナイテッドが速攻を見せ、ルーニーのパスからバレンシアが右足でシュート。これが決まり、ユナイテッドが3点差を付けて勝利を決定づけた。

 後半39分にはルーニーを下げて、FWハビエル・エルナンデスを投入したマンチェスター・U。同43分にはCKの流れから、DFエメル・トペラクに1点を返されたが、4-2で勝利。デイビッド・モイーズ新監督の下、欧州CL初戦を白星で終えている。

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