[7.1 高円宮杯プリンスリーグ関東1部 横浜FMユース4-2山梨学院高 保土ヶ谷]

　横浜F・マリノスジュニアユース追浜時代の10年全日本ユース(U-15)選手権で5得点を挙げて得点王(他2人)に輝いている横浜FMユースMF田中健太(2年)が、決勝ゴールを含む2得点で逆転勝利の立て役者となった。
　
　1-1の後半18分に投入された田中健はFW深澤知也のゴールで勝ち越した直後の後半33分、右サイドを打開したSB鈴木浩一郎からの折り返しを右足ダイレクトでゴールへ流し込む貴重なゴール。そして3-2と詰め寄られた41分に再び大きな一撃を決めた。SB高野遼からのラストパスにファーサイドで反応すると、右足でゴールへと叩き込んだ。

　1点差に迫り、勢いを増していた山梨学院の反撃ムードを絶つ大きな2点目。横浜FMの松橋力蔵監督は「(リードされていたりしてピッチ内の)チームの雰囲気が悪いと、交代で入る選手もシュンとなってしまうところがある」と指摘していたが、この日は田中健ら交代出場組がチームに活力を加える活躍。ゴールで拮抗した展開を自らに傾け、チームに勝ち点3をもたらした。

[写真]後半41分、横浜FMユースMF田中健が右足でこの日2点目のゴール
(取材・文　吉田太郎)

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