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[MOM631]静岡学園DF手塚朋克(2年)_全国大会メンバー落ちをバネに期待のDFが大きく変化

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.15 ミズノカップU-18IN熊本2012グループB 静岡学園2-0野洲 大津町運動公園陸上競技場]

 メンバー落ちのショックで目覚めた主力候補が静岡学園に勝利をもたらした。2-0で快勝した静岡学園だったが、不用意にボールを失ってカウンターからピンチを迎える場面もった。そこで長い距離を全力で走りきってピンチの芽を摘み、また抜群のスピードを活かして右サイドから決定的なチャンスに絡んでいたのが右SB手塚朋克(2年)だった。
  
 手塚は1年生だった昨年の全国高校総体で主力のひとりとして準優勝に貢献。今年もレギュラーを務めてきたが、夏前のプレーにやや甘さがあったことで本人も予想していなかったという全国高校総体のメンバー落ちを経験した。「絶対に選ばれると思っていました。(ショックはあったが)Bでチャレンジしようと思った。(攻撃参加で)縦に行けていなかったので、縦に行くことやボールを落ち着かせることも考えて練習や自主練をした」。

 全国大会のメンバー落ちをバネに変わろうとした手塚の動きは川口修監督から見ても「(全国から)戻ってきたら相当良くなっていた」というほど向上。再びAチームに合流した手塚はレギュラー再奪取へ向けてアピールを続けている。「内容も結果もいいサッカーをしていきたい」。相手を振り切るスピードでチャンスメークしたこの日だったが、ややボールタッチが乱れる場面もあって得点に絡むことはできなかった。ミズノカップ最終日の16日はこの日出た課題を修正して必ず優勝に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
2012ミズノカップIN高知特設ページ
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