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[MOM637]千葉商大付FW三枝丈二(3年)_10番躍動!公式戦初のハット!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.24 全国高校選手権千葉県予選決勝T1回戦 佐原白楊1-4千葉商大付 グラスポ]

 千葉商大付の島田健司監督は「あんなにいい状態なのは初めて。(これまでで)最高のパフォーマンスでした」と絶賛。10番FW三枝丈二(3年)の3発が千葉商大付を2回戦へ導いた。

 期待に応える大活躍だった。「初戦なんで気合が入っていた。絶対に1点決めるつもりだった」という三枝は前半26分、自らのインターセプトから右足で先制弾を佐原白楊ゴールへ叩きこむ。さらに29分にはMF清矢光流(3年)のスルーパスに反応すると、バウンドして浮いたボールを上手くすくい上げて左足ループシュート。GKの頭上を射抜く鮮やかな一撃を決めて2-0とした。

 勢いの止まらない三枝は後半立ち上がりにも右サイドを抜け出すと、PA右外からGKの位置をよく見て右足でゴールへ沈めるファインゴール。公式戦初のハットトリックを最後の選手権の決勝トーナメント初戦で達成して見せた。

 試合終盤に足を攣らせ「体力が武器なのに足が攣ったのは残念」と苦笑いした三枝だが、「うれしいです。ハットは初めて。みんなに楽しくやらせてもらいました」。暁星国際との2回戦を突破すれば3回戦で昨年度日本一の市立船橋と戦う可能性もある。それだけに「16決めて、市船とやりたい」。10番は強豪との一戦でも得点力を発揮してチームの目標である16強入りを果たす。

(取材・文 吉田太郎)
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