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[Y☆voice210]柏U-18MF小林祐介「トップでは最後の最後のところでシュートにいけない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第210回目は柏レイソルU-18の11年U-18日本代表MF小林祐介選手(3年)です。
 
 守備能力が非常に高く、ボール奪取から一気にドリブルで打開する姿も印象的。8日に柏のトップチームと戦った天皇杯2回戦でも中盤でトップチームの選手たちと渡り合っていたMFの今後の課題とは?(取材日:9月8日)

―トップチームとの対戦(0-3)を終えて
「自分は守備を得意としていて、何回かいい形で取ってカウンターでファウルをもらえることもあったんですけど、課題は判断が遅くなるとすぐにボールをかっさらわれたこと。トップチームで通用するためには判断を上げていかなければいけない」

―立ち上がりは全体的に球離れが遅かった
「立ち上がりはみんな緊張してなかなかボールを回せなかったんですけど、徐々に雰囲気にも慣れていい形で何回かシュートまで行けた」

―何かが変わって良くなった?
「いえ。立ち上がり緊張していたのでそこが段々と慣れてきてよくなりました」

―吉川選手と右サイドを崩す場面もあった。自分の中で『やれるな』とスイッチ入った瞬間があった?
「(吉川)修平とはいつもやっているので、やれるなとは思っていました。最初からビビらずやっていこうと思っていました」

―最後まで崩しきれない厳しさもあった
「そこがユースとトップの違い。ユースでは最後まで行けるんですけど、トップでは最後の最後のところでシュートにいけない。そこが課題かなと思います。寄せが速いし、強いので楔にも入れられなくてなかなか前に進めなかった」

―いつもよりも縦に速いサッカーをしていた印象だが、どう崩そうと
「横に横に回しても相手は動かないので、隙ができたら、FWの(川島)章示に当てたりして、緩急つけて相手の動きを惑わそうとしました」

―土日、土日と連戦では疲れもあると思うが
「やるしかないので頑張ります。先週は少し疲労があって(F東京U-18に0-1で)負けてしまった。明日(川崎F U-18戦)は勝たないといけない試合なので頑張りたい」

―きょうは今後へ向けてのターニングポイントになった
「ボールを回せるは回せるんですけど、最後のところでシュートが入らない時がある。決定力というか、どんどん点を決めていこうという部分が課題。シュート増やして今は頑張っています」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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