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[MOM647]熊本県FW坂元大希(大津高、1年)_V候補沈めた劇的2発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ][9.30 岐阜国体少年男子1回戦 熊本3-2京都 古川WA]

 起死回生の同点ゴール、そして延長戦で奪った勝ち越しゴールを決めたヒーローは「みんなの力だと思う」と謙虚に仲間たちを讃えた。ただ、抜群のゴール嗅覚とシュートセンスの高さを示したFW坂元大希(大津高、1年)は間違いなく熊本の初戦突破の原動力だった。

 0-1の後半31分、右SB竹脇大稀(ルーテル学院高、2年)の縦パスを胸トラップした坂元は反転しながらの右足スライディングシュートで同点ゴール。「1点取れば絶対に勝てると思っていた」という坂元はさらに延長前半7分、MF野口航(大津高、2年)のクロスを右足のスライディングシュートで合わせて再び熊本に歓喜をもたらした。「自分はFWなので点を取ってチームを引っ張ることができたのは良かった」と表情を緩めていた。

「自分は足元のある方ではない。裏へ走ったり、どん欲にゴールを目指す動きで勝負したい」。確かに飛び抜けた技術を備えている訳ではないが、それでも前半からスプリント力の高さを活かした強引な突破が相手を苦しめていた。そしてどん欲にゴールを目指し続けたことでつかんだ2つのファインゴール。宮崎県との九州対決となる2回戦でも、坂元はどん欲にゴールを目指し続けて熊本の勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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