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[MOM648]佐賀県DF岩崎秀俊(佐賀商高2年)_「粘り強さ」武器のCB、同点ヘッドでチーム救う

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.1 岐阜国体少年男子2回戦 広島県1-2佐賀県 古川WA]

 起死回生の同点ゴールと昨年3位の広島を封じ続けた好守。佐賀北の松尾智博監督(佐賀北高)も「粘り強く守ってくれる」と信頼感を口にしていたが、全国大会初挑戦のCB岩崎秀俊(佐賀商高、2年)が佐賀県の8強進出に大きく貢献した。

 自分自身のストロングポイントについて「ゴール前の粘り強さと最後のシュートブロック」と説明するCBは175cmと決して大型ではないものの、何度も口にしていた「粘り強さ」でゴールを守る守備の柱だ。決してスピードがあるタイプではないが、1対1でボールを引っ掛けるタイミングを心得ており、以前は課題だったというカバーリングも安定していた。

 広島をCKからの1点に抑えると、攻撃面では試合終了間際の後半34分にMF古瀬雄大(鳥栖U-18、1年)の左クロスを「意地でも取ろうと思っていた」と同点ヘッド。人生で初めて全国大会のピッチを踏んだDFがチームを救った。

「きょう経験した粘り強さをチームでも出していきたい」と誓う岩崎。自身のため、そして高校選手権では2003年度大会を最後に全国舞台から遠のいている佐賀商に少しでも多くの経験を持ち帰るためにも、勝ち続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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