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[MOM681]綾羽MF中山翔弥(3年)_決勝導く千金弾

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.10 全国高校選手権滋賀県大会準決勝 綾羽1-0水口東 皇子山]

 エースが決勝への扉をこじ開けた。0-0の前半32分、綾羽のMF中山翔弥(3年)はゴール正面でシュートのこぼれ球を拾うと切り返しで目の前のDFを外し、左中間からドリブルで仕掛けてやや角度のない位置から左足一閃。値千金の決勝ゴールを叩き込んだ。

 後半も縦への鋭いドリブルから決定機を演出するなど攻撃をけん引。「(長いボールの応酬で)アップダウンが激しくて、苦しかった」と振り返ったが、自らの決勝ゴールによって勝ち切った試合をほっとした表情で振り返っていた。

 2年前に決勝進出した際は1年生で10番を背負っていた。チームの柱は今回、愛着のある20番をつけてリベンジの舞台に臨む。「20番は小学生の時に初めてもらった番号で中学の時もつけていた。思い入れがある。高校最後(の年)は20にしたいと思った」。2年前から背番号は倍に増えたが、自分自身成長した手応えがある。「コーチングや味方を活かすプレーができるようになった」。

 決勝の対戦相手は2年前の決勝で敗れている野洲。先制してから3連続失点して敗れた試合の悔しさは忘れていない。「今年も野洲とやることができる。借りを返せる」。2年前よりも大きな存在となったアタッカーが全国への道を切り開く。

(取材・文 吉田太郎)
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