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[選手権]1、2年生8人先発の鳴門は後半力尽く

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[12.31 全国高校選手権1回戦 修徳2-0鳴門 駒沢]

 1、2年生8人が先発した鳴門(徳島)は対人で抜群の強さを発揮していたDF{松浦一樹(2年)とDF宮本智法主将(3年)の両CBを中心とした粘り強い対応や、好セーブを連発した1年生GK安永龍平の活躍などで東京王者に食い下がり、局面でのダイレクトパスやFW林壮太(2年)の豪快なドリブル突破などで相手ゴールを目指した。

 だが、修徳の守りは非常に堅く、ゴールへ近づくことができない。後半13分に先制されたチームは0-1の後半36分にはMF山口博也(2年)のグラウンダーの右CKをニアサイドで2人がスルー。マークを外した林が決定的な形で右足を振りぬいたが、シュートは枠を越えた。そして40分、逆にCKからダメ押し点を献上して0-2で敗戦。02年度以来となる白星を掴むことはできなかった。

 だが、メンバーは大半が下級生。来年、必ずこの舞台に帰ってくる。主将の宮本も後輩たちへ「この経験を活かして先生(香留和雄監督)をこの舞台へ連れてきて欲しいです」と期待していた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 吉田太郎)
【特設】高校選手権2012

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