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[MOM712]仙台育英DF坂本成(3年)_頼れるキャプテンがセットプレーから2ゴール!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 仙台育英5-1高知 埼玉]

 2得点を挙げた仙台育英のキャプテン、DF坂本成(3年)がマン・オブ・ザ・マッチだ。

 後半8分にはMF早坂洸輝(2年)のFKをファーサイドで押し込んだ。「こぼれ球をずっと詰めようと思っていた。良いところに来たので当てるだけだった」と得点を振り返った。さらに27分にはDF及川静馬(2年)のクロスをファーサイドで受けて自身2点目。「2点も取るとは思わなかった」とCBながら攻撃での大活躍に顔をほころばせた。

 もちろんCBとして、そして1~2年生の多いチームをまとめるキャプテンとしても大活躍。「高知はパスワークがうまいチーム。できるだけ前からプレスをかけようということを心掛けて、ラインも上げるように声かけをした」と守備での留意点を語った坂本。常にラインを高く上げ、守備陣をしっかり統率した。

 そんな坂本も初めて経験する全国の大舞台。「最初は選手権、埼玉スタジアムの雰囲気に呑まれてガチガチだったが、やっていくうちに慣れてきて、点を取って余裕ができて良かった」と語る。立ち上がりは高知にチャンスを作られることもあったが、先制できてからはリラックスしていつもの仙台育英らしいサッカーを見せることができた。

「今まで準備してきたものが出た。次が大事だと思うので、一戦一戦頑張りたい」と語る坂本。1~2年生の多い若いチームがひとつになるには、キャプテン坂本の活躍が絶対に必要だ。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 小林健志)

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