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[MOM721]京都橘FW仙頭啓矢(3年)_価値ある先制ゴールでチームを牽引したエースFW

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 仙台育英1-3京都橘 埼玉]

 マン・オブ・ザ・マッチは先制ゴールを叩き出し、2点目の起点にもなった京都橘(京都)FW仙頭啓矢(3年)だ。

 立ち上がりからスピードとテクニックを生かして仙台育英守備陣を切り裂き、17分にはMF中野克哉(1年)からのパスをやや左に流れて受けて冷静に左足を振り抜いてゴールを決めた。また、24分にはゴール前右寄りでボールをキープし、中野へつなぐと、中野のシュートのこぼれ球を拾った宮吉悠太(2年)がゴール。ゴール前でしっかりとボールをおさめたことが得点に繋がった。「相手が3バックだったので、サイドが空いていた。カウンターを狙おうと思っていたのが良かった」とこの日の狙い通り、サイドに開くプレーで多くの決定機を演出した。

 この日はキャプテンの高林幹(3年)が体調不良で欠場。今日の試合後、携帯電話を見ると、LINEのメッセージに「全力でホテルで待ってる」という高林からのメッセージが入っていたという。「高林がいない中で負けるのは考えられないので、意地でも勝とうと思い、積極的に声をかけようと思った」と語った仙頭は高林の代わりにキャプテンマークを巻き、獅子奮迅の活躍を見せ、無念の欠場となったキャプテンの代役を立派に務めた。

「チャンスはあったのでもっと決めないとエースは務まらない」と語った仙頭。頂点に登りつめるために、さらなるゴール量産を期待したい。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 小林健志)

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