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[MOM748]清水東FW伊藤仰津紀(1年)_“警戒された”10番、1G1A

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.2 静岡県高校新人戦中部地区9位決定戦 清水東4-0藤枝西 藤枝東G]

 J1、J2で副審を務める藤枝西の竹田明弘監督は清水東の10番、FW伊藤仰津紀(1年)を最も危険な存在と感じていた。「運動量があるし、(スペースへ)顔を出してくるし、ドリブルで勝負することもできる。(試合前に対戦相手の情報を入れていなかったが)彼にボールを入れさせないように、いかに消せるかと思った」と説明する。

 ただ、小刻みなステップからDF間に潜り込むドリブルと豊富な運動量で藤枝西をかき回した伊藤は1得点1アシストの活躍で勝利に貢献。前半はなかなか決定的な仕事をすることができていなかったが、チームが先制した直後の前半40分、FW吉田竜二(2年)との強烈なプレスでボールを奪って2点目を演出する。そして後半5分には中央から仕掛けて鮮やかな右足シュートをゴールへ突き刺した。後半は中央、サイドの至るところに顔を出し、DFの背後を突く動きから決定的なシュートも放った。昨年の国体静岡県選抜候補。まだまだミスも見られるが、攻守でアグレッシブなプレーを見せる1年生FWが前線の核に成長することができるか注目だ。

[写真]後半5分、清水東FW伊藤が右足シュートを決める

(取材・文 吉田太郎)

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