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[MOM750]西武台FW松山友弥(2年)_昨年の悔しさ込め、10番が実力証明の2発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.9 埼玉県新人大会1回戦 西武台2-1武南 西武台G]

 不甲斐なかった昨年の雪辱に燃える10番が、2得点で西武台をV候補対決勝利へ導いた。FW松山友弥(2年)は、昨年の高校選手権予選から強豪の10番を任されているアタッカー。だが、選手権予選では右腿の負傷によって満足なプレーをすることができなかった。そしてチームは準々決勝で本庄一にPK戦の末に敗退。「選手権で10番をもらった時にプレッシャーがあったんですけど、怪我で全然出れなくて(先輩や)みんなに迷惑をかけてしまった」と悔しがるFWは新チームでうっ憤を晴らす活躍を見せている。

 前半17分、MF川又悠史主将(2年)からの縦パスに反応すると、右中間で対応したDFを強引に突破。そして中央へ切れ込み左足シュートをねじ込んだ。「自分の持ち味である裏への抜け出しを活かせた。自分は切り返して左足のシュートを打つことも持ち味。それがそのままできたので嬉しかった」と語るゴールでチームに先制点をもたらすと、後半21分には決勝点。中央から右サイドへの動きでマークを外してMF池永夏月(2年)からのスルーパスを受けると、左足シュートをゴール右隅へ叩き込んだ。

 自分の役割について「前線からの守備でディフェンスを助けて、点を量産することです」と語った松山。今年の目標については「個人的には選手権に出て得点王を取ることで、チームとして日本一を目指している」と言い切った。新人大会ですでに4得点を挙げている10番。昨年の思いを込めて今年、チームを勝たせる存在となる。

(取材・文 吉田太郎)

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