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[Y☆voice242]興國DF北谷史孝「Jのユースとか相手でもやられない自信はある」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第242回目は興國高(大阪)のDF北谷史孝選手(3年)です。

 技術レベルが非常に高く、判断力、ボール奪取力にも優れた全国レベルの注目DFだ。すでに松本山雅FCへの練習参加もしている好選手の現在の強みと課題とは?(取材日:3月31日)

―ミズノカップ(3月)初優勝
「今年は最後勝ち切るというか、去年はゲームを支配しながらカウンターでゲームを落とすことが多かったんですけど、今年はそういう勝ち切ることができているのでいい流れです」

―決勝(対九州国際大付)は逆転勝ち
「悪い失点ではなかった。ハプニング的な失点で崩された訳ではなかった。狙いとしてはああいう形の得点を狙っていた。交代してきたCBと話しながら縦を切って、中盤で潰さそうとしていた。ある程度できていたと思います。ある程度セカンドボールも拾えるので問題はなかった」

―ボールを奪う技術、タイミングも良くて違いを見せていた
「FWは全然怖くなかった。自分は足にも結構自信がある。前を狙いながら多少背後取られても、もう1回チャンスがあるので。リスク管理しながらやっています」

―しっかりと潰しもできる
「高校生では取れるけれど、(松本の)キャンプへ行った時には身体がキレイに入ってもパワーで押されたりして、取りきれないところがあるのでこれからはパワーをつけてプロへ行けるようにしたいです」

―筋力不足を感じている?
「今まで全然筋トレをしていなかったので、これから高校で身体をつくって行きたいと思います」

―改めて自信のあるところは?
「1対1の対応とか次の相手のプレーへの予測でインターセプトしたり、興國で毎朝やっている足下には自信があります」

―強化の人からはどのようなアドバイスを?
「狙えているところは狙えているけれど、高校生レベルでやっているプレーが多いので、プロと高校生は違うという感じのことは言われました。常にレベルの高い練習をしないといけない。体重がまず軽いと言われている。今、64とか65です。この1年で5キロくらいは増えました。筋トレを学校のラグビーの選手についてもらって一緒にやったり、ゴツくするというか、サッカーで必要な筋肉をつけるようにしている。ラグビーで一番走れるポジションの選手と同じやり方をしている。(その効果によって)体重も増えたし、空中戦でも弾けるようになった」

―高校生ではそうそうやられないのでは
「Jのユースとか相手でもやられない自信はありますね。同期のFW相手ではそんなに苦い思いはしていないですね。やられたのは2年前、選手権(予選)のベスト4で大阪桐蔭の川崎フロンターレに行った田中選手。それ以来は苦い思いはしていないです」

―チームにも自信がある
「去年はスーパーみたいな人が前にいたんですけど、今年はチーム全体のバランス良く、前にも後ろにも凄い人がいる。去年以上の成績を残せると思います」

―興國サッカーについて、こだわる部分は変わらない
「朝練から足下の技術とか日々興國のサッカーをするために練習をしている。みんなそこにプライドを持っていて、それができひんくらいやったら負けた方がいい。回すだけ回してカウンターで失点してもいいと思っています。(ただ)チームとしても今年の興國は自信がある」

―ミズノカップ優勝は弾みになった
「インターハイ前のいい試合になった。課題もあるので克服して臨みたい」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「Youth star voice」

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