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[Y☆voice248]札幌U-18DF内山裕貴「狙うは3冠というのが最初にある」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第248回目はコンサドーレ札幌U-18DF内山裕貴選手(3年)です。

 11年プレミアリーグEAST、12年Jユースカップと2年連続でタイトルを獲得している北海道の雄で主将を務めるU-18日本代表候補の実力派CB。抜群のリーダーシップと要所を確実に抑える守備能力の高さなどチームを引っ張るDFの武器と課題とは?(取材日:4月7日)

―プレミアリーグ開幕戦、流通経済大柏戦(0-1で敗戦)の感想を
「率直に言うと、これから戦っていけるなと思いました。これからもっともっとレベルアップする。やろうとしているサッカーは全然通用するなと思いました」

―ネガティブよりもポジティブな試合
「いろいろ課題は出たんですけど、これからまだまだ全然続いていく。下を向いていたらダメ」

―自分自身の中で不安があった?
「主力の選手たちが抜けて、周りからは『レベルが落ちた』とかいろいろな声があったので正直不安な部分も結構あって、3月中旬までの合宿もなかなか上手く行くことがなくて、大丈夫かなと思っていたんですけど、きょうやってみてそんな悲観することはないかなと思いました」

―守備に関しては
「(決定的な場面が)何本かはあったので守備の選手のひとりとしてゼロにもっていけたらチームとしてももっと攻撃にもっていけるし、安心感も与えられるのかなと思います」

―課題は
「連係の部分などは、まだまだやっていかなければいけない」

―前半思うようにいかなかった
「前半はなかなか噛み合わなくて、でも前半の最後の方は前でつなげることができるようになった。そこからリズムも取り戻せたし、でも流れが悪い中で失点したことは反省しなければいけない」

―前半思うように行かなかった理由は?
「受け身になってしまった。自分たちから、がっつり前から追っていければ良かったんですけど、前(前線)との共有もできていなくて、前は行けなくても後ろからいけ、という声で押し上げたりしていたし、そこはもっと確認していかなければいけない」

―内山クンのオーバーラップもチームに対するメッセージかなと思ったが
「自分は守備なんで監督からはあまり上がるなと言われていたんですけど、どうしても自分でスイッチを入れないと行けない部分かなと思ったので、少しでもチームに活力を与えようと思って行きました」

―代表でも同じ年の選手にしっかりと発言できる選手
「自分としてはDFとしてごっつくないですし、潰すキャラでもないので、何で引っ張っていけるかというと、カバーリングだったり、コーチングの部分は前から意識してやっています」

―展開を読む力を意識して身につけた?
「あまり意識していないですけど、自分の弱いポイントをカバーしていくという部分で身についた。相手が何しようとしているかはいつも考えてやっています。これからどんどんレベルアップしていきたい」

―流経の印象
「もっと前からアグレッシブに来るかと思っていた。今年全然ガラッと変わってつなぐし、プレスもかけて来ず、引き出されてからという感じだった。自分たちのサッカーをしっかりとしていくことが大事だと思います」

―目標は今年もタイトル
「狙うは3冠というのが最初にある。きょう負けてしまったんですけど、焦らずじっくりとやっていくことが大事」

―好きな選手は
「世界で言うとジェラール・ピケ選手。日本人で言うと吉田麻也選手。自分の近くにいた奈良(竜樹)くんとか永井晃輔くんとかから学んだものは多いです」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「Youth star voice」

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