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[MOM777]関東一MF渡部太一(3年)_運動量で貢献したMFが勝負決定づける一撃

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.19 プリンスリーグ関東2部第1節 幕張総合高0-2関東一高 私学事業団総合運動場]

 関東一(東京)は1-0の後半39分、FW角口大征のポストプレーから156cmMF渡部太一(3年)が左足を振りぬき、勝負を決定づける2点目を奪った。「ギリギリまで決まったかどうか分からなかった」と振り返った2点目も貴重だったが、その運動量がチームを90分間支えていた。

 トップ下の位置に入った渡部は運動量多くDF間に顔を出して再三攻撃に絡むと、守備面では一度マークを外されてもあきらめずに二度追いして相手にプレッシャーをかけ続ける。小柄だが、自身の武器を発揮して攻守両面で奮闘。「チームのために頑張りました」と微笑んだMFは最後までペースを落とすことなく走り続け、チームに勝ち点3をもたらした。

 これまでケガによる2度の手術を経験。復帰直後は不安もあったというか、コンディションは高まり、スピード感はこれからさらに増していきそうだ。イニエスタやジネディーヌ・ジダンに憧れるという渡部はドリブルでも打開できる選手を目指す。「個人としてはもっと走って全部で関わるようにして、ミスを1回もしないようにしたい」。まずは持ち味の運動量を発揮し続けること。そして決定的な役割も果たして、より勝利に貢献できる存在となる。

(取材・文 吉田太郎)
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