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[MOM807]鹿児島城西MF江崎晃大(2年)_大一番の流れ傾ける先制弾

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.1 全国高校総体1回戦 作陽0-2鹿児島城西 福岡フットボールセンター人工芝]

 2年生MFが大一番で貴重な先制弾を叩きだした。前半27分、鹿児島城西のMF江崎晃大(2年)はMF濱上大志のスルーパスに反応。相手DFの背後をとって抜けだすと、GKとの1対1から右足シュートを流し込んだ。1年生だった昨年度の選手権も経験しているMFは「(作陽は)前がかりになる分、SBのディフェンスが疎かになる。裏を狙うことを意識して狙っていたら(濱上が)出してくれて決められて良かった」と会心の表情を見せた。
 
 拮抗した展開を鹿児島城西へ傾ける一撃。この後も江崎は相手DFの逆を取って抜き去り、クロスへ持ち込むなど存在感を見せた。部活動に加え、体育コースの授業から腕立て伏せや腹筋で体力強化。身体が一回り大きくなり強さも出てきている。この日は終盤まで前線で奮闘。チームの右MFには12年U-16日本代表候補のMF中村亮(2年)もいる。そのため小久保悟監督は「(江崎は)前半限定で出場させようと考えていた」と明かしたが、エースFW向高怜が負傷退場したために、フル出場。それでも試合終盤は最前線に入って走り回るなどチームの勝利に貢献した。

 暑さもあってか、集中力を欠いて守備面で貢献できなかった時間帯があったことが反省点。ただプレスのスピードが増すなど、課題だった守備面での成長を感じている。「1回戦が一番大きなヤマだと思っていた。このまま流れに乗っていきたい」という江崎が2回戦でもゴール、そして守備でチームの勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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