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[MOM911]東山高FW鎌田大地(2年)_新チーム初陣で見せた中心選手にふさわしい働き

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.14 高円宮杯プレミアリーグ参入戦1回戦 帯広北高1-3(延長)東山高 呉市総合スポーツセンター陸上競技場]

 新チームの初陣、初めてキャプテンマークを巻いた試合で、東山高FW鎌田大地(2年)は来年度の中心選手にふさわしい働きを見せた。16分の先制点は「中に入って巻いてシュート、の形は高校に入ってから練習してきた」と振り返る得意の形。延長前半に2点目をアシストした後、3点目は「これまではセットプレーのキッカーで、最近になって合わせる方をやり始めましたけど、練習でうまくいっていたので、『今日あるかも』と話していました」と語るCKからのヘッド。全得点に絡み、チームを2回戦に導いた。
 
 繊細なボールタッチを駆使したドリブルで守備網を突破し、少ないタッチでつないで周囲の味方を生かす。行くと見せかけて止まったかと思えば、止まると見せかけて行くなど、緩急を巧みに使い分けながら攻撃をリードした。球際の競り合いでも譲らず、「戦う気持ち、チームを引っ張っていかなければいけない気持ちが、これまで以上にある」という言葉を証明したプレーぶりだった。
 
 福重良一監督は「110分間の中で仕事はした。新チームの初めての公式戦で、全体的にはOK」と評価しつつ、「消えている時間もあるし、ボールを持ち過ぎて判断が遅くなっているところもある。もっと上を見てもらわなければいけない」と課題を挙げた。「ゴールは決めたけど、それ以上に外してしまった」と反省した本人も、「2回戦の相手が格上なのは確実だけど、チーム全員で戦い、チャンスがあったら決め切りたい」と、チームを勝利に導く活躍の再現を期していた。
 
(取材・文 石倉利英)
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