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J1残留決定!磐田に完勝の大宮が10戦負けなしで決めた!!

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[11.24 J1第33節 大宮2-0磐田 NACK]

 大宮アルディージャがホームでジュビロ磐田を2-0で下した。リーグ10戦負けなし(5勝5分)で勝ち点を43に伸ばした大宮は自力でのJ1残留を決めた。対する磐田はリーグ8戦勝ちなし(2分6敗)。G大阪が引き分けたためJ1残留は決まったが、苦しい戦いを強いられている。

 リーグ終盤の強さを見せ、ここまでリーグ戦9戦負けなしの大宮。勝てば自力でのJ1残留が決まる一戦に、イレブンも気合の入った表情で試合に臨んだ。すると前半28分、左サイドでボールを受けたMF金澤慎がゴール前にクロス気味のボールを上げると、見事な放物線を描いたボールはGKの頭上を越え、右サイドネットに突き刺さった。金澤の今季初ゴールでJ1残留をぐっと引き寄せた。

 次の得点も大宮に入る。後半12分、左サイドで粘ったFWズラタンのラストパスをMF渡邉大剛が左足で落ち着いて決めてリードを広げる。あとは不敗中の9試合でわずか4失点の固いDF陣が最後まで磐田の反撃を許さず、2-0の快勝で、J1残留に花を添えた。

 今季も大宮は開幕から波に乗ることが出来なかった。6月には鈴木淳前監督を解任。ベルデニック監督を迎え再起を目指したが、8月には17位に沈むなど、本格的にJ1残留が危ぶまれていた。だが監督の戦術も徐々に浸透し、新外国人FWノヴァコヴィッチらもフィットし始めた9月以降は、あれだけ苦しんだ前半戦がうそのような快進撃。黒星を喫することはなく、リーグ戦10戦負けなし、天皇杯を合わせると12戦負けることなくJ1残留を勝ち取ってみせた。“残留力”と揶揄される大宮の底力だが、ここまで見せつけられると、敬服せざるを得ない。

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