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「出れなかった悔しさ」をバネに…宮阪の決勝点で山形が3連勝

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[3.24 J2第5節 北九州1-2山形 本城]

 開幕2連敗後、2連勝と調子を上げてきたモンテディオ山形はアウェーでギラヴァンツ北九州に2-1で競り勝ち、3連勝を飾った。北九州は富山との開幕戦(1-2)以来、4試合ぶり今季2敗目となった。

 試合開始から積極的に攻め込んだのはホームの北九州だった。前半2分、FWキム・ドンフィのクロスにFW柿本健太が頭で合わせ、ゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。惜しくも先制点とはならなかった。

 開始早々の失点を免れた山形は前半32分、北九州のクリアボールをFW中島裕希が拾い、そのままクロスボール。走り込んだMFロメロ・フランクが右足で押し込んだ。ロメロ・フランクの2戦連発となるゴールで先制に成功し、その後も優勢に試合を運んだ山形だったが、前半44分、北九州のカウンターからPA内でDF作田裕次が相手を倒してしまい、PKを献上。これをMF内藤洋平が落ち着いて決め、北九州が前半終了間際に試合を振り出しに戻した。

 追いつかれた山形は勝ち越しゴールを目指して後半開始から猛攻を仕掛ける。すると後半10分、ロメロ・フランクからのボールをFW萬代宏樹がダイレクトでつなぎ、MF宮阪政樹が右足を一閃。これがポストをかすめてゴールマウスに吸い込まれ、2-1と再びリードした。

 なおも攻勢に出る山形は、後半14分に中島がGKと1対1の絶好機を迎えるが、シュートはポストを直撃。3点目こそ奪えなかったが、そのまま2-1で逃げ切った。決勝点の宮阪は「第2節(福岡戦)で試合に出れなかった悔しさがあった。アピールできたらと思って、それがチームの勝利につながっていると思う」と胸を張る。福岡戦(1-2)は出場機会がなかったが、先発に復帰した第3節・長崎戦(2-0)で今季初ゴールを決め、チームも初勝利。この日は2試合ぶり今季2点目の決勝点で3連勝に導く活躍だった。

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