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未勝利対決は湘南に軍配…湘南がJ1では3シーズンぶりの白星挙げる

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[4.20 J1第7節 湘南2-1大分 BMWス]

 湘南ベルマーレ大分トリニータを2-1で下した。ともに今季J1復帰を果たし、いまだ勝利のなかった両チームだが、湘南が10年7月18日の京都戦(1-0)以来、3シーズンぶりのJ1での勝利を挙げた。大分は開幕未勝利とともにリーグ戦の連敗も4に伸びた。

 先手を奪ったのは湘南。前半20分、ゴール左で得たFKをMF永木亮太が直接FKで狙う。大分の作る高い壁の上を越えたボールは、今季初出場のGK清水圭介の指先を抜け、ゴール右隅に吸い込まれていった。

 だが大分もワンチャンスをものにする。前半36分、右サイドでパスを受けたMFロドリゴ・マンシャが早めにクロスを入れると、走り込んだFW森島康仁が流し込み、同点に追いついた。

 しかし優勢に試合を進めるのは常に湘南だった。後半10分、右サイドを持ち上がったMF古林将太がアーリークロスを入れる。ニアに入り込んだFWキリノとFW武富孝介には届かず流れるが、ファーサイドのFW菊池大介が押し込み、勝ち越しに成功した。

 先制点を決めたキャプテン永木は「今日は何としても勝ちたかった。最後まで自分たちらしいサッカーが出来た。この勝利に浮かれず、自分たちのスタイルを貫き通して頑張りたいです」。2点目を決めた菊池は、「ここまで勝てない状況だったが、これで個人的にも吹っ切れた。これを続けていくことが大事。課題はまだまだありますが、見つめ直してやっていきたい」と気を引き締めていた。

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