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先制ゴールも勝利に結びつかず…福岡FW坂田は2点目を奪えなかったことを悔やむ

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[4.21 J2第10節 千葉1-1福岡 フクアリ]

 後半開始から投入されたFW坂田大輔は、同4分、MF中原秀人からのアーリークロスを受けると、GKとの1対1を冷静に制し、左足でゴールネットを揺らした。だがアビスパ福岡は、勝利目前の後半ロスタイムに失点。チームとして10年シーズン以来の3連勝を逃した。

 前半はお互いチャンスらしいチャンスを作れないまま終えた。だが福岡イレブンは慌てることはなかった。「後半勝負と言われていた」と投入された坂田がいきなり結果を残してみせた。

 しかしチームとして3シーズンぶりの3連勝が見えた後半ロスタイム。疑惑の判定となったDF山口智にゴールを許し、ドローに持ち込まれてしまった。だが坂田はその前に突き離せなかったことを悔やむ。自身も2点目を奪うチャンスがあっただけに、「多少責任は感じていますが、もう1点というところをもっと意識していければと思う」。

 開幕2連勝のあと3連敗、その後2引き分けが続き2連勝と安定しない戦いぶりが続く福岡だが、関東アウェー2連戦を含む先週からの3連戦を2勝1分で終えた。「最低限の引き分けという結果は出た」と前向きに捕えた坂田。「いろんな戦い方でいろんな結果が付いてきているのはそれも今年のアビスパだと思う」と手ごたえを口にしていた。

(取材・文 児玉幸洋)

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