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途中出場のキム・ジョンミンが母の前で2発、徳島が東京Vに競り勝つ

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[5.26 J2第16節 徳島2-1東京V 鳴門大塚]

 徳島ヴォルティスはホームで東京ヴェルディと対戦し、途中出場のFWキム・ジョンミンの2ゴールで2-1で競り勝った。徳島は2試合ぶりの白星。東京Vは5試合ぶりの黒星を喫した。

 東京Vは前半32分、相手のパスミスを奪ったFW高原直泰がそのままドリブルで切れ込み、GKと1対1を迎えるが、左足のシュートはGK松井謙弥がセーブ。絶好の先制機を逃してしまった。

 一方の徳島は古巣戦となったMF柴崎晃誠が果敢にゴールを狙うが、ミドルシュートはわずかに枠を捉え切れず。東京Vも後半14分、MF飯尾一慶の右足ミドルがクロスバーをかすめるなど、互いにゴールが遠かった。

 徳島は後半16分、FW大崎淳矢に代えて7試合ぶりの復帰戦となるキム・ジョンミンを投入。すると、その1分後だった。FW鈴木達也の左クロスにキム・ジョンミンが体勢を崩しながらも、「どうにか頭で合わせようと思った」と体を投げ出し、ダイビングヘッド。出場からファーストタッチで先制点を奪った。

 後半38分にはハーフウェーライン付近でボールを受け、DF金鐘必をかわしてドリブルで独走。最後は冷静に右足でゴール右に流し込んだ。同郷で同じ長薫高(韓国)出身の両選手。キム・ジョンミンは「金鐘必がミスしてくれたのでありがたかった」と笑みをこぼした。

 後半ロスタイムにMF鈴木惇に直接FKを決められた徳島だが、2-1で逃げ切り、勝ち点3を獲得。キム・ジョンミンは「韓国からお母さんが試合を見に来てくれていたので、お母さんのためにゴールを決めました」と照れ笑いを浮かべ、スタンドに向かって手を振っていた。

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