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先制点の大宮MF青木、日本代表は「まったく意識してない」

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[7.6 J1第14節 大宮1-1鳥栖 NACK]

 5試合ぶり今季3得点目も勝利には結び付かなかった。首位大宮アルディージャは前半17分、DF今井智基のマイナスの折り返しをMF青木拓矢が右足ダイレクトでシュート。「メロ(今井)からいいボールが来たので、落ち着いて決めることができた」と幸先よく先制すると、その後も試合は大宮ペースで進んだ。

 しかし、追加点を奪えず、1-0のまま前半を折り返すと、後半は徐々に運動量が落ち始め、鳥栖のロングボールに対し、セカンドボールを拾えなくなった。守勢に回る時間が増え、後半38分に失点。再開初戦は勝ち点1に終わり、2位浦和との勝ち点差は「3」に縮まった。

「再開して初めての試合。負けなくて、勝ち点を取れたのはよかったと思う」。そう前向きに話す青木だが、「後半は足が止まって、セカンドボールが拾えず、相手にペースを握られた。90分を通して僕らのペースでやれるようにしたい」と反省する。

 国内組主体となる東アジア杯(21日開幕、韓国)に向け、日本代表入りを待望する報道もあったが、本人は「そこはまったく意識してない」と言い切る。「チームで結果を出したい気持ちが強い。そこに集中したい」。毎年恒例の残留争いから一転、優勝争いの主役を演じる大宮。今は目の前の4連戦のことだけを考える。

(取材・文 西山紘平)
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