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青木Vヘッド!鹿島が逆転勝ち

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[7.10 J1第15節 鹿島3-1清水 カシマ]

 5位・鹿島アントラーズと10位・清水エスパルスとの一戦は、DF青木剛の決勝ゴールなどによって3-1で鹿島が逆転勝ちした。

 この日はホーム・鹿島OBの日本代表DF内田篤人(シャルケ)が来場し、キックオフ前には前節J1通算300試合出場を果たしたMF野沢拓也に花束を贈呈。エールを送られたチームは逆転で勝ち点3を獲得した。

 先制したのは清水だった。FW河井陽介の左足ミドルなどで流れを掴んでいた清水は前半19分、河井の左CKにDF平岡康裕が飛び込むと、こぼれ球をMF杉山浩太がつなぎ、最後はFW伊藤翔が右足ヒールキックでゴールヘ押し込んでリードを奪う。

 その後も上手くギャップをつくりながらボールをつなぐ清水が主導権を握って攻めていたが、鹿島は32分に同点に追いつく。中央から右サイドへ展開すると、MF遠藤康からのパスを受けたFW大迫勇也がドリブルで突進。DFを外して出したラストパスは通らなかったものの、こぼれ球に反応したFWジュニーニョが右足ダイレクトで待望の今季初ゴールを叩きだした。

 ハーフタイムにトニーニョセレーゾ監督から「残り45分、献身的に戦い続けること!」と送り出された鹿島は勝ち越しを狙って積極的にゴールを目指していく。ジュニーニョの左クロスをファーサイドの遠藤が折り返し、ニアへ大迫が飛び込んだほか、MF柴崎岳の強烈な右足シュートがゴールを襲う場面もあった。

 33分には交代出場のMF本山雅志がディフェンスラインのギャップをつく絶妙なスルーパス。左サイドを抜け出したジュニーニョがGKの股間を射抜くシュートを放ったが、これは清水MF杉山浩太がスライディングでかき出す。ビッグチャンスを逃した鹿島だったが、それでも直後の左CKを交代出場の野沢が中央へ放り込むと、GKの前に走り込んだ青木が勝ち越しヘッド。青木の今季初ゴールで2-1とした鹿島は、さらに39分にもジュニーニョのスルーパスで抜け出した野沢がGKをかわしてから左足でダメ押しゴールを流しこみ、2戦ぶりの白星を掴んだ。

 決勝ゴールの青木は「(野沢)拓さんのボールが凄い良くてボクはもう当てるだけだった。拓さんとみんなに感謝したいと思います」と感謝。そして「とにかく嬉しいです。最近結果が出ていなかったので、きょうはとにかく勝ちにこだわって戦おうと思って試合に臨みました。またしっかりと続けていくことが大事だと思うので、次もしっかり戦いたい」と気を引き締めていた。

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