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千葉が山形に3発快勝、今季最多の5連勝で4位浮上

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[7.14 J2第24節 山形0-3千葉 NDスタ]

 ジェフユナイテッド千葉はアウェーでモンテディオ山形に3-0で快勝し、今季最多の5連勝を飾った。前節のG大阪戦(3-0)に続く2試合連続の完封勝利。順位も4位に上げ、首位・G大阪との勝ち点差を6に縮めた。

 90分間トータルのシュート数は山形の15本に対し、千葉は7本。しかし、スコアは千葉の3-0完勝だった。立ち上がりから山形が果敢に攻め込むも、決定力を欠いた。前半6分、左クロスからFW林陵平が左足でシュート。同8分にはDF中村太亮が左足で直接FKを狙った。同15分にも右サイドを突破したMF山崎雅人の折り返しからMF伊東俊が決定機を迎えたが、シュートはGK岡本昌弘の好守に阻まれた。

 すると一瞬の隙を突かれた。千葉は前半23分、MF谷澤達也が相手に倒され、FKを獲得。山形の選手が主審に抗議している間にDF山口智が素早くリスタートし、右サイドに展開した。DF米倉恒貴のクロスボールに飛び込んだのはFKを蹴った山口。長い距離を走ってPA内に走り込むと、そのままダイビングヘッドでボールを捉え、ゴールネットを揺らした。

 悔やまれるミスから先制点を許した山形。前半26分、左サイドを抜け出した伊東のクロスがゴール方向に流れると、ボールはクロスバーをかすめて枠を外れた。運にも見放されたか、後半も千葉の良いところばかりが目立つ結果となった。

 千葉は後半24分、MF伊藤大介の右CKからFWケンペスがヘディングシュート。ポストに当たった跳ね返りをMF大塚翔平が右足で蹴り込み、2試合連続ゴールで2-0と突き放した。同37分、谷澤のスルーパスに抜け出したケンペスのループシュートは再びポストを直撃。それでも後半41分、相手陣内のタッチライン際でDF作田裕次からボールを奪ったケンペスがそのままPA内に切れ込み、今度こそ右足でゴールに流し込んだ。

 得点ランキング単独トップに立つケンペスの今季14得点目で3-0。シュート7本で3ゴールを奪う効率の良さで山形を一蹴した。前節・G大阪戦に続く2戦連発となった山口は「ゴールはおまけみたいなもの。(失点)ゼロで終われていることをプラスに捉えて、次につなげていきたい」と力説。「簡単に優勝とは口にできない。上を追いかけるだけだし、おごることなく謙虚に練習していきたい」と、5連勝にも表情を緩めることはなかった。

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