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26歳FW中村祐輝がJデビュー戦ゴール!最下位・岐阜が岡山撃破!

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[7.27 J2第26節 岡山1-2岐阜 カンスタ]

 最下位・FC岐阜がアウェーで8位・ファジアーノ岡山を2-1で破った。

 岐阜は26歳の新戦力、FW中村祐輝がJデビュー戦でいきなり初ゴールを決めた。前半3分、岐阜は左サイドのMF美尾敦が中央へくれびを入れると、FWバージェはコントロールできなかったものの、これを上手く拾った中村が左足一閃。ゴール右隅へ先制ゴールを叩き込んだ。

 国士舘大から東欧4クラブでプレーし、今月10日に岐阜へ加入したばかりの中村は試合後のインタビューで「チームは最近勝ちがなかったので、勝つことだけを考えて、自分も決められて良かったと思います。(得点シーンは)いいタイミングで入って行けて、いいトラップができて、いいシュートを打つことができて良かった」と喜んだ。

 年代別の日本代表歴も持つ中村は静岡の名門・藤枝東高のエースストライカーとして、2年時に全国高校選手権ベスト16。高校3年時の同予選では、現日本代表のDF内田篤人擁する清水東高との準々決勝で決勝ゴールを決めて内田の選手権への夢を打ち砕いている(藤枝東は準決勝敗退)。高校卒業後は国士舘大を経てルーマニアのCFRクライオバに入団。以後、チェコやスロバキアのクラブを渡り歩いてからようやくJへの挑戦権を得たが、その初戦で磨いてきた力を発揮した。

 中村のゴールで勢いづいた岐阜は後半18分に岡山FW桑田慎一朗に同点ゴールを決められたものの、その4分後に再び勝ち越す。美尾の左クロスを中央の中村がスルー。ファーサイドでコントロールしたFW樋口寛規が右足で決勝ゴールを決めた。チームの最下位脱出に貢献した中村は「支えてくれた家族や友人、自分の可能性を信じていろいろ道を開いてくれた人への感謝の気持ちをきょうプレーで表そうと思って試合に臨みました。これからも頑張ってゴールを獲り続けます」と宣言。多くの新戦力を獲得して巻き返しを目指す岐阜がこの日、新戦力の活躍で勝ち点3を勝ち取った。

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