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5連敗の大宮MF青木「負けが続いて、考えてやっちゃっている」

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[8.10 J1第20節 大宮0-3C大阪 NACK]

 勝利が遠い。10日のセレッソ大阪戦に0-3で敗れて、大宮アルディージャはリーグ戦5連敗となった。今シーズン序盤は昨季から続くJリーグの無敗記録を21に更新するなど、安定した強さを見せて首位を走った。しかし、リーグ戦が中断してからは、いまいち調子が上がらない。この試合でも10試合連続で失点していたC大阪に完封された。

「1点目が早かったし、2点目も1本のパスでやられた」と、MF青木拓矢は唇を噛む。前半3分にゴール前の混戦からFW柿谷曜一朗に先制点を決められると、同26分にも前掛かりになったところを突かれ、カウンターから失点した。「切り替えの部分が向こうの方が早かったし、(数試合勝てなくて)メンタルが関わっているのかもしれない」と、青木は続ける。

 今季序盤の好調時、大宮は見事なサッカーを見せていた。一人ひとり、考える前に体が動くという感じで、全体が連動した組織的なプレーを見せていた。しかし、この試合はパスがズレると、それによって次の動き出しが遅れる。そして、今度はパスを受けられないと、攻撃がノッキングを起こす場面もあった。

「負けが続いて、考えてやっちゃっている部分があると思います。全然ダメっすね」と青木は言い、鹿島戦(0-1)よりも内容は良かったのではないか、という指摘も「内容は関係ない」と切り捨てた。

 08年以来となる5連敗に、試合後はゴール裏のサポーターからもブーイングが飛んだ。「チームとして練習から集中して取り組み、切り替えとか、前半戦にできていた大宮の良い守備を取り戻さないといけない」と、青木は危機感を募らせた。

(取材・文 河合拓)

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