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浦和が3点ビハインド跳ね返す大逆転勝利!!大分は梶山弾も実らず

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[8.17 J1第21節 浦和4-3大分 埼玉]

 浦和レッズがホームで大分トリニータを4-3で下した。前半20分までに3点のリードを奪われた浦和だったが、前半のうちに1点を返すと、後半の3得点で逆転。連敗を阻止し、2試合ぶりの勝ち点3を挙げた。大分は、F東京から加入したMF梶山陽平が移籍後初ゴールを決めたが、勝利に結びつけることは出来なかった。

 まさかの展開となった。前半12分、大分はゴール前右でFKを獲得すると、MF木村祐志がフワリと混戦の中にボールを入れる。DF槙野智章らが頭でクリアに行くが、前に入り込んだ梶山が先に頭で触り、待望の先制ゴールをもたらす。さらに3分後の15分、左サイドからCKを獲得すると、木村のキックにニアでDF阪田章裕がつぶれる。ボールが流れると、フリーで待っていたDF若狭大志が左足で押し込み、リードを広げた。

 なおも攻める大分は、今度は前半20分、左サイドからMFチェ・ジョンハンがクロスを上げると、駆け引きでDF那須大亮のマークを外し、フリーとなったFW松田力が打点の高いヘッドで合わせて3点目。この日も埼玉スタジアムのあるさいたま市は35度を超える猛烈な暑さに苦しんだが、大分は詰めかけた浦和サポーターをも凍らせる一気の攻勢を見せた。

 しかしさすがにこのまま終わるわけにいかない浦和は前半24分、エリア内で粘ったFW興梠慎三が阪田に付かれながらも左足を振り抜き、ようやく1点を返す。その後も押し気味に進めた浦和だったが、前半は2点ビハインドのまま折り返すことになった。

 だが後半に入るとレッズの見せた交代策がいきなり当たる。浦和は後半開始からMF原口元気に代えてMFマルシオ・リシャルデスを投入。するとこのマルシオが後半2分にゴール前25mで得たFKを直接右隅へ蹴り込み、1点差に詰め寄る。さらに同11分にはエリア内でDF土岐田洸平のハンドを誘いPKを獲得。これをMF阿部勇樹が落ち着いて沈め、試合を振り出しに戻した。

 この勢いのまま逆転まで持ち込みたい浦和。大分も意地を見せ、体を張った守備で浦和の攻勢を跳ね返すが、後半39分、右サイドからDF森脇良太が左足でクロスを上げると、大分DF2人を越えたボールはDF那須大亮の頭に合い、ついに逆転に成功した。苦しみながらももぎ取った勝ち点3。上位追撃へ、浦和が勝ち点を40に伸ばした。

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