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長崎が横浜FCを下し、6試合ぶり勝利。勝ち点を50に乗せる

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[8.21 J2第30節 長崎2-0横浜FC 長崎県立]

 J2は21日に第30節を行い、6位のV・ファーレン長崎は15位の横浜FCと対戦した。前半は長崎が攻勢に試合を進めたが、両チームとも得点を挙げることはできずに折り返す。後半も横浜FCを押し込む長崎は、後半38分にMF佐藤洸一の2試合連続となるゴールで1点をリードする。さらに後半44分にも途中出場のFW小松塁に長崎加入後初ゴールが飛び出し、横浜FCを引き離した。このまま2-0で逃げ切った長崎が、6試合ぶりの勝利を収め、勝ち点を50に伸ばしている。

 24節の群馬戦に1-0で勝って以来、5試合未勝利の長崎は、前節で7試合ぶりの勝利を収めた横浜FCを押し込んだ。前半9分に右サイドからMF奥埜博亮が折り返したボールをMF金久保彩がヘッドでゴールを狙ったが、シュートはGKシュナイダー潤之介の正面を突いた。この直後には横浜FCもMF寺田紳一の縦パスを受けたMF高地系治がシュートまで持ち込んだが、GK金山隼樹にキャッチされた。

 その後も長崎は左サイドのMF古部健太を生かして、チャンスをつくる。しかし、前半12分には金久保のシュートがDFにブロックされる。同24分には横浜FCのDF森下俊が負傷し、MF内田智也との交代を強いられた。3バックに変更した横浜FCだったが、機能せずに長崎に押し込まれる。

 前半32分にはFW幸野志有人がPA内でボールを受けて、反転し強烈なシュートをゴールに飛ばしたが、GKシュナイダーに阻まれる。その4分後にはCKからDF山口貴宏がヘッドでゴールネットを揺らしたが、直前にファウルがあったとしてゴールは認められなかった。前半ロスタイムには、岩間雄大と交代して出場したFW井上裕大がミドルシュートでゴールを狙ったが、GKシュナイダーの正面に飛んだ。

 後半も膠着状態が続くと、長崎は13分に金久保を下げて、MF鄭薫聖を起用する。対する横浜FCも同17分にMF寺田紳一を下げて、FW田原豊をピッチに送り出し、大久保との2トップに変更。少しずつ長崎ゴールに近づいていく。

 一方の長崎も高木琢也監督が、後半24分に幸野をベンチに下げて、小松を起用して交代カードを使い切る。同31分には長崎がロングスローからチャンスをつくる。ゴール前にこぼれたボールを小松が左足でシュート。しかし、これはGKシュナイダーに防がれる。その流れからゴール前にクロスが入り、奥埜がヘッドで合わせたが、シュートは右に外れて行った。

 後半35分には右サイドから小松がチャンスをつくる。しかし、クロスは中の選手に合わずにゴールを決められない。その直後にも右サイドからのクロスに佐藤が、ヘッドで合わせたが、シュートは左に逸れて行った。

 横浜FCは後半36分に途中出場の内田を下げて、MF松下裕樹を起用した。その直後の38分だった。MF前田悠佑のロングボールをPA内で受けると、左足でダイレクトシュート。GKシュナイダーの前で跳ねたボールがゴールに決まり、長崎が1点をリードした。さらに同44分には松下のパスミスからショートカウンターに出た長崎が、小松が左足でシュートを決め、加入後初ゴールを決めた。前線の大久保、田原にボールを集めて反撃に出る横浜FCを完封し、2-0で6試合ぶりの勝利を収めた。


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