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J2残留争いの大一番、北九州が岐阜撃破!!

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[8.21 J2第30節 北九州2-0岐阜 本城]

 J2残留争いの大一番、19位のギラヴァンツ北九州対最下位・FC岐阜戦は北九州が2-0で勝利。両チームの勝ち点差は4から7へ開いた。

 19日に行徳浩二監督の解任と辛島啓珠アシスタントコーチ兼FC岐阜セカンド監督の新監督就任を発表した岐阜は、3月31日の第6節・東京V戦以降、出場停止を除いて全ての試合で先発フル出場していたMF服部年宏をベンチスタートに。また4月の加入後、22試合連続で先発していたFW樋口寛規も先発を外れ、前線はFW染矢一樹とFWバージェが並ぶ陣容で決戦に臨んだ。

 ただ、貴重な先制点を奪ったのはチーム得点王のMF小手川宏基を先発から外して大一番に臨んだ北九州だった。前半21分、ポゼッションしながらボールを左サイドから逆サイドへと動かすと、MF森村昂太とFW池元友樹のドリブルが岐阜のマークをずらし、池元が右クロス。これをディフェンスラインの背後へ飛び出したFW渡大生が頭で合わせて先制した。

 5試合ぶりの先発だった渡のゴール。前半通じて両チーム唯一のシュートが北九州に歓喜をもたらした。ただ、ボールを支配して攻める北九州だが、シュートまで持ち込むことができない。岐阜は染谷が運動量を活かした飛び出しを見せるもなかなか効果的なボールが入らずにこちらも攻めきることができない。

 北九州は後半22分にMF新井純平が左ポスト直撃の右足ミドル。26分にもスルーパスでGKと1対1となったMF井上翔太が右足を振りぬくが、これはGK時久省吾の好守によって追加点を奪うことはできない。

 逆に岐阜は33分に右クロスのこぼれ球を拾ったMFスティッペの左足シュートがゴールを捉える。そして35分にも中盤で前を向いたスティッペの右足シュートがゴールを襲った。攻撃に人数をかけて何とか同点に追いつこうとする岐阜。だが、安定した守りを見せる北九州GK武田博行の牙城を崩すことはできず。時間を上手く使いながら試合を締めにいった北九州は49分、クリアボールにいち早く反応した池元が右中間からドリブルで中央へ切れ込んで左足シュートを叩き込む。

 これがダメ押しゴールとなって北九州が2-0で勝利。一方、岐阜は新体制初戦を白星で飾ることができなかった。


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