beacon

2ゴールで逆転演出のG大阪FW宇佐美「次も勝つだけ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.21 J2第30節 鳥取1-7G大阪 とりスタ]

 第25節の神戸戦でガンバ大阪に復帰し、いきなり2ゴールを挙げたFW宇佐美貴史。21日に行われた第30節の鳥取戦でも2得点を記録し、出場6試合で6ゴールを挙げている。この日は前半10分に先制ゴールを許した中で、同点ゴールと逆転ゴールを叩き出した。ハイペースでゴールを重ねる21歳は「悪くはないが、もっともっと取れるところもあるので、満足せずに取っていきたい」と、さらなるゴールラッシュを誓った。

 この日の2ゴールは、技術の高さを示すものだった。まずは前半29分、中盤でボールを受けた宇佐美は、前線のMF岡崎建哉にクサビのパスを入れると、リターンパスを受けるために前方へ走った。「良い落としが来たので、蹴り込むだけだった」と振り返る宇佐美は、利き足ではない左足でPA外からグラウンダーのシュートをゴール左下隅に突き刺した。さらに3分後にも浮き球をPA内で受けると、切り返しでDFを振りきり、右足でシュートを決める。逆転ゴールを取れたことについて「ホッとしましたし、何より、そこから勢いが付いてよかったです」と、宇佐美は言う。

 実際、この2点で逆転したG大阪は、その後、大量5ゴールを加えて7-1で鳥取を一蹴した。宇佐美の加入後、チームは負けていない。この結果について宇佐美は「それが自分の責任」と言い切り、「チームを勝たせられるように、良い準備をして、これからも継続してやりたい」と語気を強めた。

 次節はアウェーで横浜FCと対戦する。逆転勝利の立役者となった宇佐美は「次も勝つだけ。勝ち続けて、J2優勝を決めたいと思います」と、目の前の結果に満足することなく、タイトルを見据えた。


▼関連リンク
J2第30節LIVE速報

TOP