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磐田とF東京はスコアレスドローの痛み分け

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[8.24 J1第22節 磐田0-0F東京 ヤマハ]

 J1は24日に第22節を行い、ジュビロ磐田FC東京と対戦した。6試合未勝利(3分3敗)の磐田は、立ち上がりからF東京を圧倒するが得点を挙げられない。後半に入ると3試合ぶりの勝利を目指すF東京が押し気味に試合を進めたが、こちらもゴールを挙げられずに0-0で試合は終了。残留圏を抜け出したい磐田、上位進出を目指すF東京の両チームにとって、手痛いドローとなった。

 立ち上がりから磐田が、攻勢に試合を進める。前半17分にはMFカルリーニョスが直接FKからゴールを狙ったが、ゴール前でMF山本康裕がブロックしてしまう形になり、ボールは枠外へ外れて行った。その後も中盤でのこぼれ球を素早く回収する磐田が、試合の主導権を握る。前半30分にはMF松浦拓弥からのパスを受けた山本が、思い切りよく右足でゴールを狙ったが、シュートは左へ外れて行った。

 前半36分にも磐田は鋭い速攻を見せる。左サイドからDF宮崎智彦が中央に入れたボールを、松浦がダイレクトでMF山田大記に送る。山田は絶妙なトラップからGK権田修一と1対1になり、ループシュートでゴールを狙ったが、これは権田の顔面に当たって先制できなかった。その後も42分に右サイドから松浦が折り返したボールをゴール前で山本康が受けてシュートしたが、これも枠に飛ばせない。

 前半ロスタイムにもMFカルリーニョスがPA外からシュートをゴールマウスに飛ばしたが、GK権田にキャッチされてしまう。前半のシュート数で11対2とF東京を圧倒した磐田だったが、得点は挙げられないままハーフタイムに入った。

 後半も立ち上がりから磐田が攻め込む。しかし、スコアレスのまま試合が進むと、徐々にF東京もチャンスをつくり始める。後半10分には磐田もPA内でボールを受けたFW渡邉千真がシュートに持ち込んだが、DFにブロックされて得点は挙げられなかった。同13分にはMF長谷川アーリアジャスールが倒されて、FKを獲得する。これをMF東慶悟が直接狙ったが、ボールはクロスバーに嫌われた。

 リズムをつかんだF東京は、後半21分にも虚をつくFKを見せる。東がマイナスにボールを出し、石川がゴールを狙う。これをゴール前の渡邉がコースを変えて、ゴールネットに流し込んだが、磐田が最終ラインを押し上げていたため、渡邉がオフサイドとなり得点は認められなかった。

 磐田は後半23分に松浦を下げて、FW金園英学を起用する。対するF東京も同26分に東を下げ、MFネマニャ・ヴチチェヴィッチをピッチに送り出した。同31分には磐田が駒野のFKから、ゴール前に抜け出した金園がシュートを決めたが、家本政明主審はゴール前でファウルがあったとして、得点を認めなかった。

 両チームともフィニッシュに持ち込めない時間が続いたが、後半38分にはF東京は長谷川が速攻からミドルシュートを放つ。これはGK八田に防がれた。磐田は後半44分に山本康を下げて、MFペク・ソンドンを起用する。45分にはF東京の渡邉がPA内でシュートに持ち込んだが、磐田の守備にブロックされた。

 磐田もロスタイム3分に、カルリーニョスが距離のある位置から左足でシュートを放ったが、ボールは左に外れて得点にはならなかった。このまま試合はスコアレスで終了。磐田は7試合未勝利、F東京は3試合未勝利となっている。

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