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J1残留を争う直接対決、15位甲府が16位湘南下し勝ち点差を4に広げる

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[8.24 J1第22節 湘南1-2甲府 BMWス]

 ヴァンフォーレ甲府が敵地で湘南ベルマーレを2-1で下した。勝敗によっては順位も入れ替わる一戦となったが、15位の甲府が勝利。勝ち点3を積み上げ、16位湘南との勝ち点差を4に広げた。

 残留を争う両チームの直接対決は1点を争う好ゲームとなった。先制は甲府。前半16分、左サイドでMF福田健介の縦パスを受けたFWジウシーニョがシュート性の強いボールをゴール前に入れる。これがFWパトリックの頭に合い、甲府に先制点が生まれた。

 しかし今季甲府に2戦敗けなしの湘南も前半26分、MF永木亮太がFKからふんわりとしたボールを蹴り入れると、クリアに入ったDF山本英臣の頭に当たりゴール方向に。ボールはクロスバーを叩いたが、跳ね返りをDF大野和成が押し込み、湘南が試合を振り出しに戻した。

 白熱のゲームは終盤まで同点で進んだが、後半37分、勝ち越しゴールが甲府に生まれる。右サイドから上がったクロスをパトリックが収めると、後ろから走り込んだ福田に落とす。「位置も良かったので狙っていこうと思った」。思い切って右足を振り抜くと、弧を描くように放たれたボールはゴール右隅に吸い込まれていった。「直接対決だったので、気持ちで負けないようにしようと思っていた」。値千金の決勝ゴールを奪った福田は充実の汗をぬぐった。

 次節は首位広島をホームに迎える。「湘南のような隙のないチームに勝てたことを自信にしたい。広島に勝てるようにしっかり準備したい」と城福浩監督は首位撃破も見据えた。


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