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「選手に感謝」、ピクシーが歴代5人目の監督通算100勝達成

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[8.28 J1第23節 名古屋2-1大分 瑞穂陸]

 名古屋グランパスがホームで大分トリニータを2-1で下した。1点の先行を許した名古屋だが、FWケネディが2ゴールを記録し逆転勝利。3試合ぶりの勝利となったが、負けなしは8に伸び、順位も9位に浮上している。またストイコビッチ監督が就任6年目にしてリーグ戦通算100勝を達成。歴代5人目、同一クラブでの100勝達成は、現鹿島監督のトニーニョ・セレーゾ監督に次いで2人目となった。

 先制点は大分が奪った。後半21分、MF木村祐志からのパスを受けたFW松田力が反転右足を振り抜く。PA外から放たれたシュートに不意を突かれたのか名古屋の対応も遅れる。だがそれにも増して松田のシュートはGK楢崎正剛も弾ききれないゴール左隅へと吸い込まれる見事なものだった。

 だがここからが名古屋の名古屋たるところ。後半30分、右サイドでボールを受けたDF田中隼磨が切り返してクロスを上げると、胸トラップで受けたケネディが右足でゴールネットを揺らし同点。さらに同34分、左サイドからのCKをケネディが打点の高いヘッドで合わせて一気に逆転に成功した。

 自力の差を見せ、逆転勝利を飾った名古屋。順位は9位と1つ上げたのみだが、4位C大阪まで勝ち点差3と上位進出も十分視界に入ってきた。

「記録は誇りに思うが選手たちに感謝したい」。J歴代5人目の通算100勝達成に笑顔を見せたストイコビッチ監督。「特長であるメンタリティーの強さ、精神力といった我々のスタイルを出すことが出来た」と逆転勝ちに終始ご満悦の様子だった。

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