beacon

17位磐田は前田のゴールで追いつくも仙台とドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

[10.5 J1第28節 磐田1-1仙台 ヤマハ]

 17位ジュビロ磐田はホームでベガルタ仙台と1-1で引き分けた。連敗は2で止めたが、これで3戦勝ちなし(1分2敗)。逆転でのJ1残留へ勝ち点3を積み上げることはできなかった。一方の仙台は2試合連続のドローに終わったが、4戦負けなし(2勝2分)となった。

 仙台は前半10分、MF梁勇基の右CKからDF石川直樹が左足ボレーで狙ったが、惜しくもポストを直撃。立ち上がりから積極的に磐田ゴールに迫ったが、同32分、アクシデントに見舞われた。FWウイルソンのドリブル突破に対し、DF駒野友一が正当なスライディングタックルでカットすると、体勢を崩したウイルソンが頭から前方に倒れ込み、ピッチに頭部を強打した。ドクターからはすぐに「×印」が出され、そのままFW赤嶺真吾との交代を余儀なくされた。

 仙台の動揺を磐田が突く。ウイルソンがピッチの外に運ばれ、数的優位の状況に立っていた前半33分、駒野が右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロス。MF小林裕紀が完璧なタイミングでヘディングで合わせたが、枠を捉え切れない。同41分には高い位置でのインターセプトからMFカルリーニョスが左足ミドル。ゴール前でワンバウンドするグラウンダーのシュートにGK林卓人は思わず後方にファンブルしたが、ゴールの枠を外れ、先制点とはならなかった。

 0-0で折り返した後半も互いにチャンスをつくる。磐田は後半7分、ワンツーで右サイドを突破した駒野のクロスに小林裕が右足ボレーで合わせたが、ゴール上へ。仙台も同16分、MF太田吉彰の右クロスを赤嶺がつなぎ、ゴール前でフリーのMF富田晋伍が左足で狙ったが、シュートは大きく浮かしてしまった。

 両チームが激しく攻め合う中、先制したのは仙台だった。後半18分、DF菅井直樹からパスを受けたFW武藤雄樹がゴール前にフワリとした浮き球のパスを入れると、DFがクリアし切れず、こぼれ球に菅井が反応。左足ボレーでゴールに叩き込み、均衡を破った。

 J1残留へ負けるわけにはいかない磐田も意地を見せる。後半30分、右サイドを縦に仕掛けた駒野がゴール前にクロス。途中出場のMF安田理大がニアに飛び込むと、ファーサイドに流れてきたボールを前田が左足で押し込んだ。仙台は4試合ぶりの失点となった。

 一気に逆転を目指す磐田が終盤は猛攻に出た。後半38分、安田がドリブル突破から左クロス。逆サイドでフリーの前田が右足ボレーで狙うが、ゴール上へ。後半アディショナルタイムにも駒野の右クロスに前田がフリーで合わせたが、ヘディングシュートはゴール左に外れ、最後まで勝ち越すことができなかった。


▼関連リンク
J1第28節LIVE速報

TOP