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ライバルチームにプレッシャー、広島が仙台下し暫定首位浮上

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[10.26 J1第30節 広島1-0仙台 Eスタ]

 J1第30節の1試合が26日に行われ、サンフレッチェ広島がホームでベガルタ仙台に1-0で勝利した。2試合ぶりの勝ち点3を挙げた広島は明日に試合を残す横浜F・マリノスをかわして暫定首位に浮上した。対する仙台はリーグ戦では6試合、公式戦では8試合ぶりの黒星となった。J1の残りの8試合は明日27日に行われる。

 前半から広島がペースを握りながら試合を進めた。前半8分、スルーパスで右サイドの裏へ抜けたMFミキッチがクロスを入れると、逆サイドから走り込んだDFファン・ソッコがダイレクトで合わせる。33分にはMF高萩洋次郎のFKをゴール前でフリーになったFW石原直樹が頭で合わせる。39分にはミキッチのクロスを再び石原が頭で合わせるが、いずれも枠を捕えることが出来ない。結局、前半だけで10本のシュートを放った広島だが、スコアレスのまま前半を折り返すことになっった。

 後半も広島のボール支配は続いた。だが後半23分のMF青山敏弘の縦パスを受けた石原が振り向きざまシュートを放つがGK林卓人の好セーブに遭う。同29分にはセットプレーのこぼれ球をミキッチがダイレクトミドルで狙うが、枠を捕えることが出来なかった。

 対するワンチャンスを狙う仙台も後半33分、左サイドからのアーリークロスをFW赤嶺真吾が頭で落とし、FWウイルソンが押し込むが、広島DFに詰められ、得点を挙げることは出来なかった。

 だが後半38分、ついに試合が動く。青山のパスをエリア内右で受けた石原が右足を振り抜く。ポストをかすめるシュートが林のニアサイドをぶち抜き、広島に待望の先制点が生まれた。

 結局この石原のゴールが決勝点となり、広島が勝利。暫定首位に浮上し、明日に試合を残すライバルにプレッシャーを与えた。値千金の決勝ゴールを奪った石原は、「何度もチャンスを外していたので、入ってくれと強い気持ちをもってシュートを打った。入ってよかった」と安堵の表情を浮かべた。だがすぐに「残り4試合。全力で戦いたい」と気合を入れ直していた。

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