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3か月で15得点と超量産態勢、宇佐美が圧巻4発で魅せる!!G大阪は次節にもJ1復帰

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[10.27 J2第38節 徳島1-5G大阪 鳴門大塚]

 ガンバ大阪は敵地で徳島ヴォルティスと対戦し、5-1で勝利した。FW宇佐美貴史が自身初となる1試合4得点を記録した。G大阪は次節、11月3日の熊本戦(万博)にも1年でのJ1復帰が決まることになった。
 
「スタートからしっかり入ろうと心がけていた。いい形で(得点が)取れて、いい形で入れたのでこういう結果につながったのかなと思います」

 今のこの男は止められない。まずは前半22分、右サイドからMF大森晃太郎がニアに鋭いクロスを入れると、これを宇佐美がワンタッチで合わせて、幸先よく先制に成功。さらに同32分には自らパスカットし右サイドを持ち上がりそのままシュート。リードを2点に広げ残半を折り返した。

 後半に入るとG大阪は、2分に徳島FWドウグラスにゴールを許し1点差に迫られる。だが同28分、左サイドで二川、藤春と粘ったボールをDF丹羽大輝が押し込み、再びリードを2点に広げると、終盤はまたもこの男の独断場となった。

 後半39分、宇佐美が右サイドから強引にゴール前にドリブルで侵入し、切り替えしでDFをかわしてシュート。ハットトリックを達成すると、トドメは同44分、中央でボールを受けた宇佐美が右足を一閃。地を這うようなミドルシュートを突き刺し、自身初の1試合4得点を記録。大勝に花を添えた。

 7月20日の神戸戦で復帰した宇佐美は、加入3か月、リーグ戦14試合で15ゴールを記録したことになる。得点ランキングでも2位タイにジャンプアップ。ここ3試合連続ゴールと手の付けられない状態になっている。だが自身は「1試合1試合ゴール出来ればベストかなと思っています」と謙虚に語り、「昇格もそうですが、優勝できるように、自分自身も結果を残していきたい」と更なる活躍を誓った。

 だが長谷川健太監督が「内容は辛勝」と話した通り、活発な攻撃陣とは反対に守備面での課題も見えた試合だった。後半36分にはエリア内でDF今野泰幸がFW鈴木達也を倒してしまいPKを与える。FW津田知宏のシュートはクロスバーを叩き得点とはならなかったが、その他にも肝を冷やすシーンはあった。「1戦1戦気持ちを込めて戦っていきたい」。次節にもJ1昇格が決まる可能性のあるG大阪だが、指揮官は一戦必勝を誓っていた。

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