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鳥栖がJ1残留に王手、C大阪は優勝戦線から脱落…

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[10.27 J1第30節 鳥栖2-0C大阪 ベアスタ]

 14位サガン鳥栖はホームで4位セレッソ大阪を2-0で下し、連敗を3でストップした。4試合ぶりの白星で勝ち点を36に伸ばすと、残り4試合で降格圏となる16位湘南との勝ち点差を「11」に広げ、J1残留に王手。次節11月10日、ホームでの磐田戦に勝てば、鳥栖のJ1残留と磐田のJ2降格が確定する。

 横浜FM、浦和、広島、鹿島という他の上位勢が軒並み勝利を挙げ、逆転優勝のためには絶対に負けられないC大阪。前半4分にMF山口螢、同20分にFW柿谷曜一朗がミドルシュートを狙うが、いずれもGK林彰洋に抑えられた。前半23分には中盤での競り合いからボールを奪った柿谷がドリブルで持ち込み、FW杉本健勇にラストパス。しかし、杉本のシュートは枠を捉え切れなかった。

 鳥栖はしっかりと守備から入り、C大阪の攻勢にも高い集中力と体を張ったディフェンスで耐える。少ないチャンスでゴールを狙い、クロスボールからFW豊田陽平が何度かヘディングシュートも見せた。0-0のまま迎えた後半35分、右後方からDF丹羽竜平がアーリークロスをゴール前に放り込むと、GKキム・ジンヒョンが前に飛び出してパンチング。これをMF藤田直之がPA手前から左足ダイレクトで無人のゴールへ蹴り込んだ。

「ゴールが空いているのは分かっていたので、ミートだけを考えた」という技ありゴール。劣勢だった鳥栖がリードを奪うと、後半45分には藤田の左FKに途中出場のDF金井貢史がヘディングで合わせ、2-0と試合を決定づけた。

 シュート17本を浴びせながら決定力を欠いたC大阪の連勝は3でストップし、8月3日の甲府戦(0-1)以来、11試合ぶりとなる黒星。5位に後退すると、首位・横浜FMとの勝ち点差は残り4試合で「9」に開き、優勝戦線から脱落した。


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